香港株サマリー(9日)

市場概況
4日続落、米雇用統計の発表前に様子見

 9日の香港株式市場で、ハンセン指数は4日続落。終値は前日比0.20%安の19240.89ポイントだった。中国企業指数は0.17%安の6978.97ポイント。メインボードの売買代金は概算で1290億6000万HKドル。

 ハンセン指数は前場におおむね高く推移したが、後場に入ると前日終値付近でもみ合いとなり、方向感を欠いた。結局、終値ベースで昨年11月26日以来およそ1カ月半ぶりの安値を連日で更新した。中国と米国の対立激化や中国景気の先行きを懸念する売りが優勢だった。米連邦準備理事会(FRB)の追加利下げペースを巡る市場の見方が揺れ動くなか、10日発表の2024年12月の米雇用統計を見極めたいとして様子見ムードも広がった。セクター別では金融とエネルギーが下げた半面、情報技術、素材、医療・ヘルスケアが上げた。

 ハンセン指数構成銘柄では、大型株の美団(03690)とAIAグループ(01299)が下げ、相場の重荷となった。電気自動車メーカーの理想汽車(02015)、スポーツ用品の李寧(02331)、自動車販売の中升集団(00881)も大幅安だった。一方、即席麺大手の康師傅控股(00322)が12%超高。前日安かったテック株のSMIC(00981)、レノボグループ(00992)、小米集団(01810)はそろって大幅に反発した。2024年10−12月期のブランド別増収率を発表したスポーツ用品大手の安踏体育用品(02020)も高い。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.10%高の4311.54ポイントと4日ぶりに反発。半導体ファウンドリーの華虹半導体(01347)、オンラインゲームのネットイース(09999)、企業向けクラウドの金蝶国際ソフト(00268)が買われた。一方、新興電気自動車メーカーの理想汽車(02015)と小鵬汽車(09868)が大きく売られた。


OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » 香港株サマリー(9日)