東京マーケットダイジェスト・8日 円下げ渋り、株上値重い

スポット
ドル円:1ドル=158.17円(前営業日NY終値比△0.12円)
ユーロ円:1ユーロ=163.78円(△0.36円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0355ドル(△0.0015ドル)
日経平均株価:39981.06円(前営業日比▲102.24円)
東証株価指数(TOPIX):2770.00(▲16.57)
債券先物3月物:141.23円(▲0.37円)
新発10年物国債利回り:1.175%(△0.035%)

(主な国内経済指標) 
     <発表値>  <前回発表値>
<国内>
12月消費動向調査(消費者態度指数、一般世帯)
      36.2       36.4

(各市場の動き)
・ドル円は伸び悩み。8時過ぎに158.24円まで上昇するも、根強い本邦の円買い介入警戒感のほか、本邦新発10年物国債利回りが約13年半ぶりとなる水準に上昇したことなどから157.91円まで失速。ただ、売り一巡後は日経平均が下げ幅を縮小して一時プラス圏を回復したことが追い風となり、15時前に158.27円まで上昇して日通し高値を更新したが一時的。その後は158.00円台までやや売られた。

・ユーロ円も伸び悩み。ユーロドルがじり高となる中、日経平均の下げ幅縮小をながめて163.81円まで上昇。ただ、その後はドル円の下げが重しとなり15時過ぎに163.60円台まで押し戻された。

・ユーロドルは小高い。時間外の米10年債利回りの低下をながめてじり高で推移すると、15時過ぎに1.0358ドルまで値を上げた。

・日経平均株価は反落。前日の米株安の流れを引き継いで安く始まるも、売り一巡後は下値の堅さが意識されて徐々に買い戻しが優勢となり、後場で一時プラス圏を回復する場面も見られた。もっとも買いの勢いは続かず、その後はマイナス圏で取引を終えた。

・債券先物相場は反落。昨日の米国債券相場が下落した流れを引き継ぐと、一時141円17銭まで下値を広げた。なお、新発10年物国債利回りは1.175%と2011年7月以来の高水準をつけたほか、新発5年物国債利回りも0.815%と2009年6月以来の水準まで上昇する場面があった。


(川畑)


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