日鉄の訴訟「根拠ない」と反論

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 【ニューヨーク、ワシントン共同】日本製鉄によるUSスチール買収をバイデン米大統領が禁止したことに絡み、買収を阻止したとして日鉄が提訴したUSスチール競合の米鉄鋼大手クリーブランド・クリフスは6日、声明を発表し「自分たちの過ちの責任転嫁だ。根拠がない」と反論した。

 同時に提訴された全米鉄鋼労働組合(USW)のマッコール会長も6日「根拠のない主張に断固として反論する」とコメントした。

 クリフスは日鉄とともに買収に名乗りを上げたが、金額で折り合わずUSスチールが日鉄を選んだ経緯がある。日鉄はクリフスとマッコール氏が共謀してUSスチールの買収を阻止するために違法行為を行ったとして提訴し、違法行為の差し止めと多額の損害賠償の支払いを求めている。

 クリフスのゴンカルベス最高経営責任者(CEO)は、買収の禁止を命じる決定は「重要な製鉄インフラに対する米国の管理を維持することの重要性を強調するものだ」と主張。「日本は数十年にわたって、中国以上の鉄鋼の過剰生産と米国への有害なダンピングの歴史がある」と批判した。


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