貯蓄商品「選択肢増やす」

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 明治安田生命保険の永島英器社長は3日までに共同通信のインタビューで「商品の選択肢を増やしていく」と述べた。新しい少額投資非課税制度(NISA)ブームを背景に高まる資産形成ニーズに応え、貯蓄性のある商品を拡充する方針だ。

 国内金利の上昇を見込み、円建て商品に力を入れる。目玉は昨年10月に発売した円建ての個人年金保険だ。「予定利率」と呼ばれる契約時に約束する利回りを15年後に見直す仕組みを導入し、中長期で金利が上昇した場合の恩恵を契約者が受けられるようにした。

 業界では昨年、保険代理店への出向者が競合他社の顧客情報を不正に取得し、自社に漏えいする行為が横行していたことが発覚。代理店に広告費名目で現金を支払い、自社の商品を優先して提案してもらうといった便宜供与が疑われる問題も続発した。生命保険協会の会長を務める永島氏は「顧客本位の業務ができているかなど、業界の慣習を疑い、見直していく必要がある」と述べた。


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