香港株サマリー(19日)

市場概況
反落、後場に下げ幅縮小 テンセントが2%超上昇

 19日の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。終値は前日比0.56%安の19752.51ポイントだった。中国企業指数は0.40%安の7152.13ポイント。メインボードの売買代金は概算で1428億6000万HKドル。

 ハンセン指数は前日のNY市場で主要3指数がそろって大幅下落した流れを引き継ぎ、終日マイナス圏で推移した。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利が市場予想通りに0.25%引き下げられたものの、2025年の利下げ回数の見通しが従来の4回から2回に修正されたことが嫌気された。指数は後場に入って下げ幅を縮小したが、香港市場では24日後場から26日までクリスマスで休場となることから、持ち高調整の動きも広がった。

 ハンセン指数構成銘柄では、アリババ集団(09988)や美団(03690)が売られて指数を押し下げたほか、百度(09888)や中升集団(00881)、万洲国際(00288)の下落も目立った、恒基兆業地産(00012)や新鴻基地産(00016)など香港不動産株も売られた。半面、テンセント(00700)が2%超上昇し、一定の支えとなった。米アップルが人工知能(AI)機能を巡って動画共有アプリ「TikTok」を運営するバイトダンス(字節跳動)やテンセントと協議を進めていると伝わり、材料視された。舜宇光学科技(02382)や理想汽車(02015)も高かった。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.66%安の4439.47ポイント。百度のほか、蔚来集団(09866)や小鵬汽車(09868)が下落率上位だった。


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