信託参入、コンサル拡充も

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 来年1月に愛知銀行と中京銀行が合併し誕生する「あいち銀行」の初代頭取に就く伊藤行記氏(66)は16日までに共同通信のインタビューに応じた。「顧客の需要は多様化、高度化している」と指摘し、店舗やシステムの統合で浮いた費用や人員を、顧客の財産を管理、運用する信託業務への参入やコンサルティングなどのサービス拡充に振り向ける考えを示した。

 伊藤氏は現在、愛知銀の頭取を務める。地方銀行を「中小企業や個人の、金融だけではないさまざまな課題に身近に接して解決できる立場だ」と説明。これまでは「(人などの)資源が不足していたことが最大の問題だった」と語り、合併後の幅広く高度なサービスを提供できる体制づくりに自信を示した。

 愛知銀の強みは、複数支店をまとめた上で業績目標を課すことで、各支店の得意分野を生かす仕組みだと述べた。中京銀の支店も既に組み込んでおり「行員の融和の面でも役立っている」と話した。中京銀で導入しているパソコンの事務作業を自動化するシステムは、新銀行でも採用する方針だ。


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