東京外国為替市場概況・10時 豪ドル、上昇

市場概況
 12日の東京外国為替市場で豪ドルは上昇。11月豪雇用統計で、新規雇用者数が3.56万人増、失業率が3.9%といずれも予想より強い結果となり、豪準備銀行(RBA)の利下げ観測が後退し、豪ドル/ドルは0.6414ドル、豪ドル円は97.67円まで強含んだ。

 ドル円はやや上値が重い。10時時点では152.18円とニューヨーク市場の終値(152.45円)と比べて27銭程度のドル安水準だった。152.10円まで調整の売りが先行したが、日銀が来週の会合で利上げを見送るとの観測が高まっていることや、日経平均が上げ幅を拡大し4万円台を回復した動きが支えとなるも、今週に入って昨日まで3日続伸したこともあり、調整の売りが優勢で、10時過ぎには152.06円まで下押した。

 ユーロ円は小幅安。10時時点では159.88円とニューヨーク市場の終値(160.01円)と比べて13銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下げにつられやや売りが先行したが、日経平均が700円超高まで上げ幅を拡大した動きも支えに下げ渋り、160円近辺に持ち直したが、ドル円に再び売りが入ると159.76円まで下押した。

 ユーロドルは小動き。10時時点では1.0505ドルとニューヨーク市場の終値(1.0496ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円主導でドル売りが散見され、1.0509ドルまで買われたが、今晩に欧州中央銀行(ECB)の政策イベントを控え方向感は出ず1.05ドル近辺での小動きにとどまっている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:152.06円 - 152.46円
ユーロドル:1.0493ドル - 1.0509ドル
ユーロ円:159.76円 - 160.05円

(金)


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