市場概況
大幅続伸、2万ポイント超え 中国の中央政治局会議が買い材料
週明け9日の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に続伸。終値は前営業日比2.76%高の20414.09ポイントだった。中国企業指数は3.14%高の7360.67ポイント。メインボードの売買代金は概算で2065億2000万HKドル。
ハンセン指数は中盤まで利益確定売りに押される場面が目立ったが、終盤にプラス圏に浮上して上げ幅を急速に拡大。心理的節目の20000ポイントを上抜け、終値ベースで11月11日以来およそ1カ月ぶりの高値を連日で更新した。中国指導部が来年の大規模な財政出動を容認したとの観測から買いが膨らんだもよう。国営新華社は、中国共産党がこの日開いた中央政治局会議で、2025年は「さらに積極的な財政政策と適度に緩和的な金融政策を実施する必要がある」と指摘したと報じた。
ハンセン指数構成銘柄はほぼ全面高。医薬品受託開発の無錫薬明康徳新薬開発(02359)と薬明生物技術(02269)は10%近く上昇した。米国防権限法(NDAA)2025年修正案に中国バイオ企業の製品やサービスを調達することを禁じるバイオセキュア法案が組み込まれていないと伝わり、買いが膨らんだもよう。スマートフォン部品・受託製造のBYDエレクトロニック(00285)、医薬品ネット通販の京東健康(06618)、自動車販売の中升集団(00881)、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(02382)も大幅高となった。一方、英金融大手HSBC(00005)が10営業日ぶりに反落し、逆行安を演じた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は3.70%高の4629.76ポイントと続伸。構成30銘柄が全て上昇した。生成AI事業のセンスタイム(00020)、この日から構成銘柄に採用された美的集団(00300)が8%超高。ライブコマースの東方甄選(01797)、オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム(09961)も買われた。
(小針)
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本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
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週明け9日の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に続伸。終値は前営業日比2.76%高の20414.09ポイントだった。中国企業指数は3.14%高の7360.67ポイント。メインボードの売買代金は概算で2065億2000万HKドル。
ハンセン指数は中盤まで利益確定売りに押される場面が目立ったが、終盤にプラス圏に浮上して上げ幅を急速に拡大。心理的節目の20000ポイントを上抜け、終値ベースで11月11日以来およそ1カ月ぶりの高値を連日で更新した。中国指導部が来年の大規模な財政出動を容認したとの観測から買いが膨らんだもよう。国営新華社は、中国共産党がこの日開いた中央政治局会議で、2025年は「さらに積極的な財政政策と適度に緩和的な金融政策を実施する必要がある」と指摘したと報じた。
ハンセン指数構成銘柄はほぼ全面高。医薬品受託開発の無錫薬明康徳新薬開発(02359)と薬明生物技術(02269)は10%近く上昇した。米国防権限法(NDAA)2025年修正案に中国バイオ企業の製品やサービスを調達することを禁じるバイオセキュア法案が組み込まれていないと伝わり、買いが膨らんだもよう。スマートフォン部品・受託製造のBYDエレクトロニック(00285)、医薬品ネット通販の京東健康(06618)、自動車販売の中升集団(00881)、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(02382)も大幅高となった。一方、英金融大手HSBC(00005)が10営業日ぶりに反落し、逆行安を演じた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は3.70%高の4629.76ポイントと続伸。構成30銘柄が全て上昇した。生成AI事業のセンスタイム(00020)、この日から構成銘柄に採用された美的集団(00300)が8%超高。ライブコマースの東方甄選(01797)、オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム(09961)も買われた。
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