中国株サマリー(18日)

市場概況
3日続落で2週間ぶり安値、教育関連が全面安

 週明け18日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続落。終値は前営業日比0.21%安の3323.85ポイントだった。深セン成分指数は1.91%安の10544.02ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆7576億9500万元だった。

 上海総合指数はプラス圏での推移が目立ったものの、終盤にマイナス圏に沈むと、終値で4日以来、2週間ぶりの安値を更新した。最近の下落を受けて値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がったが、米国の利下げ期待の後退や米中関係の悪化懸念などが相場の重しとなった。セクター別では、教育が全面安となったほか、インターネットサービスやソフトウエア開発、ゲームが売られた。半面、銀行や石炭、航空・空港運営が買われた。

 A株市場では、中公教育科技(002607)や奥飛娯楽(002292)が大幅安となったほか、科大訊飛(002230)や三七互娯網絡科技集団(002555)の下落も目立った。半面、中国鉄建(601186)や中国中鉄(601390)などインフラ建設関連が買われたほか、自社株買いに最大5億元を投じる計画を発表した長春高新技術産業(000661)も高かった。

 上海B株指数は0.41%安の274.90ポイント、深センB株指数は0.24%安の1255.49ポイント。


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