先週金曜日（2024年11月15日）の豪ドル円動向振り返り

豪ドル円は円高の展開。

朝に日本で四半期国内総生産（GDP）が発表され、年率換算で市場予想よりも強い結果でした。
この時間帯の豪ドル円はやや円安傾向です。
夕刻以降は一転して円高が進み、未明までこの傾向が継続しました。
円が他の主要通貨に対して強く、豪ドルに対しても同様です。

なお、加藤財務相が発言し、為替市場の動向を極めて高い緊張感をもって注視する旨が報じられています。
また、豪州では主要な経済指標は発表されず、要人発言も伝えられていません。

本日（2024年11月18日）の豪ドル円チャートテクニカル分析

（チャートは2024年11月18日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示）

「オーダーブック」を見ると、99円付近の買い注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これが注目されている模様です。
しかし、現在値周辺から円安の範囲にかけては、買い注文が薄いです。
積極的に買いたいトレーダーの人数は、少ない可能性があります。

その一方、101円付近の売り注文が特に厚いです。
レジスタンスライン付近に位置しており、これに着目した注文の模様です。
また、101円台半ばにも、特に厚い売り注文を確認できます。
この周辺にもレジスタンスラインがあり、これが意識されていると考えられます。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

豪ドル円と他の通貨ペアとの相関分析

（画像は2024年11月18日7時のもの）

過去24時間の相関関係を見ると、豪ドル円と強い相関関係だったのは、ドル円、ユーロ円、ポンド円そしてポンドドルです。
その一方、逆相関の関係だった通貨ペアはありませんでした。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

豪ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

（画像は2024年11月18日7時のもの）

過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はポンドです。
日中の円はマイナス圏で安定的に推移し、夕刻以降にプラス幅を拡大しました。
豪ドルはゼロを中心に上下動し、この傾向は朝まで継続しました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

今週の豪ドル円の注目材料

18日（月）8:50（日本）9月機械受注（前年同月比）
18日（月）8:50（日本）9月機械受注（前月比）
18日（月）10:05（日本）植田和男日銀総裁、発言
19日（火）9:30（オーストラリア）豪準備銀行（中央銀行）、金融政策会合議事要旨公表
19日（火）19:00（ユーロ）10月消費者物価指数（ＨＩＣＰ、改定値）（前年同月比）
19日（火）19:00（ユーロ）10月消費者物価指数（ＨＩＣＰコア指数、改定値）（前年同月比）
20日（水）8:50（日本）10月貿易統計（通関ベース、季調前）
20日（水）8:50（日本）10月貿易統計（通関ベース、季調済）
21日（木）-（南アフリカ）南アフリカ準備銀行（中央銀行）政策金利
21日（木）14:10（日本）植田和男日銀総裁、発言
22日（金）8:30（日本）10月全国消費者物価指数（ＣＰＩ、生鮮食料品・エネルギー除く)（前年同月比）
22日（金）8:30（日本）10月全国消費者物価指数（ＣＰＩ、生鮮食料品除く)（前年同月比）
22日（金）8:30（日本）10月全国消費者物価指数（ＣＰＩ）（前年同月比）
22日（金）16:00（ドイツ）7-9月期国内総生産（ＧＤＰ、改定値、季調前）（前年同期比）
22日（金）16:00（ドイツ）7-9月期国内総生産（ＧＤＰ、改定値）（前年同期比）
22日（金）16:00（ドイツ）7-9月期国内総生産（ＧＤＰ、改定値）（前期比）

本日発表予定の経済指標はこちら

またAUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>AUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムレート

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