東京外国為替市場概況・12時 ドル円、156円乗せ

市場概況
 14日の東京外国為替市場でドル円は上伸。12時時点では156.00円とニューヨーク市場の終値(155.46円)と比べて54銭程度のドル高水準だった。米中貿易摩擦への懸念からトランプトレード先導で対人民元(CNH)でのドル買いが根強い。ドル/人民元(CNH)は7.2596元まで7月30日以来となるドル高・元安水準を更新した。他の主要通貨にもドル買いの影響が波及。ドル円は本邦政府高官から依然として現状の円安についてのコメントがないこともあって156.06円まで上値を伸ばし、7月23日以来の高値をつけた。

 ユーロドルは重い動き。12時時点では1.0549ドルとニューヨーク市場の終値(1.0564ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ安水準だった。トランプ政権誕生に伴うドルや米金利の先高観が一段と高まるなか昨日安値の1.0556ドルを下抜け、1.0547ドルと昨年11月以来のユーロ安・ドル高水準を更新した。

 ユーロ円は底堅い。12時時点では164.57円とニューヨーク市場の終値(164.24円)と比べて33銭程度のユーロ高水準だった。対ドルで円とユーロがともに売られるなか、東京タイムは円相場中心の動きになりやすいこともあって円安・ユーロ高傾向。もみ合い気味ながら本日高値圏で164.67円までじり高となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.35円 - 156.06円
ユーロドル:1.0547ドル - 1.0569ドル
ユーロ円:164.09円 - 164.67円

(関口)


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