昨日(2024年11月13日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:68.278(+0.081)<+0.12%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは4営業日ぶりに上昇。
昨日はドルインデックスが上昇し、USOIL価格の下落要因だったと報じられています。
その一方、ロシアのプーチン大統領とサウジアラビア皇太子が電話協議し、OPECプラスの緊密な関係の重要性が再確認されたと報じられています。
原油価格の推移に対して適切に対応する旨が示されたと伝えられており、これはUSOIL価格の上昇要因だった模様です。
強弱材料が入り交じった結果、12日終値と比べてやや上昇して取引を終えました。
なお、API(米石油協会)が週間在庫統計を発表し、前週比でおよそ77万バレルの減少でした。
日本時間早朝の発表だったこともあり、USOILは大きな反応を示していません。
また、EIA(米エネルギー情報局)の週間在庫統計は日本時間15日の深夜1時に発表予定です。
【WTI原油(USOIL)】本日(2024年11月14日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年11月14日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は上下にヒゲのある実体の短い陽線を形成し値動きが停滞しました。
平均足は陰連し、ローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
前日12日同様に9月後半から支持帯として機能する68ドル付近の攻防となりました。
68ドル付近の攻防の行方に注目です。
<1時間足チャート分析>
一時的に68ドルを割れたものの、68ドル台前半を中心とする取引が続きました。
平均足は陰線と陽線が交互に現れ、ローソク足は平均足に接触しており明確な方向性は出ていません。
前日12日の安値を一時的に割れたものの、8日から進んだ下落の安値圏での取引に留まりました。
目先は、安値圏を割れて下落を再開するか、安値圏からの反発を見せるかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2024年11月8日時点の米国の原油リグ稼働数は479基でした。
2024年7月後半以降はおおむね480基台での推移が続いていましたが、直近は470基台まで減少しています。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2024年11月1日時点の原油在庫は前週比で214.9万バレルほど増加し、およそ4億2766万バレルです。
2024年6月後半以降は下落基調が続いていましたが、2024年9月後半以降の原油在庫は増加基調に転換しています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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