NY株式サマリー(12日)=ダウ382ドル安 S&P500とナスダックも6日ぶりに反落

市場概況
◆ダウ平均: 43910.98 -382.15 -0.86%
◆S&P500: 5983.99 -17.36 -0.29%
◆NASDAQ: 19281.40 -17.36 -0.09%

 12日のNY株式相場は上昇一服。テスラや小型株などトランプ・ラリーで大きく上昇した銘柄を中心に利益確定売りが強まった。前日にダウ平均が初めて終値で44000ドルを上回り、S&P500も初めて6000ポイント台で終了するなど主要3指数が最高値圏で推移していることや、週内に10月消費者物価指数(CPI)や10月生産者物価指数(PPI)など注目の経済指標の発表を控えていることも上値の重しとなった。ダウ平均は小高くスタートしたものの、終盤に405ドル安まで下落し、382.15ドル安(-0.86%)と3日ぶりに反落して終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.29%安、0.09%安で終了し、ともに6日ぶりの反落となった。小型株指数のラッセル2000は1.77%安と主要3指数をアンダーパフォームした。トランプ・ラリーが一服したものの、センチメントは引き続き良好。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の14.97ポイントから14.71ポイントに低下した。

 S&P500の11セクターはコミュニケーション、IT、生活必需品の3セクターが上昇した一方、素材、ヘルスケア、不動産、公益、一般消費財など8セクターが下落した。個別ではテスラが6.15%安となったほか、肥満治療薬の競争激化が嫌気されたアムジェンが7.14%下落した。一方、予想を上回る決算を発表したタイソン・フーズが6.55%高となったほか、物言う投資家の株式取得が明らかになったハネウェル・インターナショナルが3.85%上昇した。


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