東京外国為替市場概況・12時 ドル円、上昇一服

市場概況
 12日の東京外国為替市場でドル円は上昇が一服。12時時点では153.80円とニューヨーク市場の終値(153.72円)と比べて8銭程度のドル高水準だった。東京仲値通過後もドル買い・円売りが進み、昨日高値153.95円を上抜け。ドル/人民元(CNH)で3カ月超ぶりの水準までドル高・元安が進んだ影響もあって、154.06円まで上値を伸ばした。ただ、154円乗せで目先的な達成感も生じるなか時間外取引の米10年債利回りが4.31%台まで上昇幅を縮小。153.74円前後まで下押した。

 ユーロドルは重い動き。12時時点では1.0643ドルとニューヨーク市場の終値(1.0655ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇が先行するなかユーロ安・ドル高推移。米金利の上昇幅縮小局面でも戻りは限られ、1.0642ドルまで下値を探った。

 ユーロ円は頭打ち。12時時点では163.70円とニューヨーク市場の終値(163.77円)と比べて7銭程度のユーロ安水準だった。ドル円のじり高にともなう円売りの流れに沿って164.03円まで上昇。しかし、その後はドル円の下押しやユーロドルの戻りの鈍さを嫌気して163.66円前後と、本日安値圏へ失速した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.47円 - 154.06円
ユーロドル:1.0642ドル - 1.0663ドル
ユーロ円:163.63円 - 164.03円

(関口)


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