NY株式サマリー(11日)=ダウ304ドル高と続伸し、44000ドルを突破 トランプ・ラリー続く

市場概況
◆ダウ平均: 44293.13 +304.14 +0.69%
◆S&P500: 6001.35 +5.81 +0.10%
◆NASDAQ: 19298.77 +11.99 +0.06%

 11日のNY株式相場は上昇。ベテランズデーで債券市場が休場だったが、株式市場では米大統領選でのトランプ前大統領の勝利を好感する流れが続いた。トランプ氏の選挙戦を支援したイーロン・マスク氏のテスラが約9%高と大幅続伸したほか、規制緩和期待を背景にゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカなどの大手金融株も2%超上昇した。ダウ平均は一時497ドル高まで上昇し、4日連続で取引時間中の史上最高値を更新。304.14ドル高(+0.69%)の44293.13ドルと2日続伸して終了し、終値で初めて44000ドルを突破した。S&P500も0.10%高と小幅ながら5日続伸し、終値で初めて6000ポイントを上回った。ハイテク株主体のナスダック総合は半導体株などの下落が重しとなり、一時0.48%安まで下落したが、0.06%高とわずかながらプラス圏で終了した。S&P500とナスダック総合は4日連続で取引時間中と終値の最高値を更新した。S&P500の11セクターは一般消費財、金融、資本財、コミュニケーションなど6セクターが上昇し、IT、不動産、ヘルスケアなど5セクターが下落した。

 トランプ次期政権による減税や内政重視期待から小型株も堅調。ラッセル2000は1.47%高と主要3指数をアウトパフォーム。2021年11月に付けた史上最高値まで1%未満に迫った。一方、米商務省が台湾セミコンダクター(TSMC)に対して中国向け出荷停止を求めたことで半導体株が幅広く下落。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は2.54%安と大幅に2日続落した。ダウ平均に採用されたエヌビディアも1.61%安と2日続落した。


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