昨日(2024年10月31日)のドル円動向振り返り
ドル円は円高が進行。
日銀が政策金利を発表し、市場予想通り据え置きでした。
発表後のドル円は円高に転じています。
日銀の展望レポートによると、経済・物価の見通しが実現すれば政策金利を引き上げる旨が示されており、この影響を受けた可能性があります。
その後、植田日銀総裁の会見が開かれ、円高がさらに進みました。
従来から使用してきた「時間的余裕はある」という表現を用いず、データに基づいて判断する旨が示されたことを受けた動きの模様です。
その後、ドル円は反転して円安方向に戻ったものの、日付が変わる頃から再び円高に転じて取引を終えました。
なお、米国で個人消費支出(PCEデフレーター)が発表され、市場予想より高い結果でした。
この時間帯のドル円は大きく上下に振れています。
本日(2024年11月1日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2024年11月1日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、149円台前半から153円台前半にかけて買い注文が厚いです。
現在値周辺を含む広い範囲で発注されており、買い圧力の強さがわかります。
その中で、151円台半ばや150円台半ばに、特に厚い買い注文を確認できます。
サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
その一方、155円付近の売り注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これに着目した注文の模様です。
また、153円台後半にも、特に厚い売り注文があります。
レジスタンスライン付近で発注されており、これを意識した注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2024年11月1日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロ円、ポンド円そして豪ドル円です。
ポンドドルとも相関関係でした。
その一方、逆相関関係だったのはユーロドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2024年11月1日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はポンドです。
円はプラス幅を広げる展開で、日付が変わる頃に横ばいに転じました。
ドルはゼロを中心に上下動し、この傾向は未明まで継続しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2024年11月1日)の主な経済指標
21:30(米国)10月非農業部門雇用者数(NFP)
21:30(米国)10月失業率
23:00(米国)10月ISM製造業景気指数
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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