香港株サマリー(30日)

市場概況
4日ぶり反落、2週間ぶり安値 医薬品関連に売り

 30日の香港市場で、ハンセン指数は4営業日ぶりに反落。終値は前日比1.55%安の20380.64ポイントだった。中国企業指数は1.77%安の7286.50ポイント。メインボードの売買代金は概算で1666億4000万HKドル。

 ハンセン指数は幅広いセクターで利益確定売りが先行するなか、前場に下げ幅を拡大。後場に入ると下げ渋ったものの、終値は17日以来およそ2週間ぶりの安値圏だった。朝方に上昇していた中国本土の株式指数が下げに転じ、地合いが悪化した。週内に10月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)や米雇用統計の発表を控え、持ち高を整理する動きもあったもよう。

 ハンセン指数構成銘柄では、製薬の翰森製薬(03692)が10%超下げたほか、薬明生物技術(02269)、無錫薬明康徳新薬開発(02359)、京東健康(06618)、国薬控股(01099)など医薬品関連の下落が目立った。 半導体ファウンドリーのSMIC(00981)とスポーツ用品の安踏体育用品(02020)は大幅に続落。ネット株の美団(03690)とJDドットコム(09618)、本土系金融株の中国人寿保険(02628)、中国平安保険(02318)、招商銀行(03968)が売られて相場の重荷となった。一方、前日大引け後に2024年1−9月期決算を発表した万洲国際(00288)が逆行高。不動産開発の龍湖集団(00960)と中国海外発展(00688)は反発した。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は2.38%安の4513.68ポイントと4営業日ぶりに反落。電気自動車の蔚来集団(09866)と小鵬汽車(09868)、SMICと同業の華虹半導体(01347)が大幅安だった。構成30銘柄のうち上昇は小米集団(01810)だけだった。


OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » 香港株サマリー(30日)