東京外国為替市場概況・12時 ドル円、方向感でず

市場概況
 30日の東京外国為替市場でドル円は方向感が出なかった。12時時点では153.31円とニューヨーク市場の終値(153.36円)と比べて5銭程度のドル安水準だった。10時台に売られるも153.11円付近までと、昨日NY時間で失速した水準・153.04円には届かず。下値の固さを確認すると、日経平均が上げ幅を拡大したことも材料に153.44円まで切り返した。ただ、米長期金利が伸び悩むなかドル買いの勢いも強まらず、再び153.20円台まで上値を切り下げた。

 ユーロ円は上昇一服。12時時点では165.85円とニューヨーク市場の終値(165.91円)と比べて6銭程度のユーロ安水準だった。10時台の下押し水準165.70円台から、日本株高を背景としたリスク志向の動きに後押しされた。堅調な日経平均はこの日の高値圏で前引けすると、165.99円までユーロ買い円売りが進んだ。もっとも、昨日何度か頭を抑えられた166円台には届かず、一巡後は持ち高調整の売りに押された。

 ユーロドルは動意薄い。12時時点では1.0818ドルとニューヨーク市場の終値(1.0819ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。今週前半に上値を抑えられた1.0820ドル台で再び伸び悩んだ。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.08円 - 153.44円
ユーロドル:1.0814ドル - 1.0826ドル
ユーロ円:165.70円 - 165.99円


(小針)


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