WTI原油見通し(市況ニュース):中東情勢の事態悪化を回避できる可能性が高まり、原油価格は続落(2024年10月30日)

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昨日(2024年10月29日)のWTI原油動向振り返り

  • 終値:68.09(-0.547)<-0.80%>

※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

USOILは2営業日連続で下落。

USOILは月曜日に下窓を開けて下落した後、火曜日にさらに価格を下げました。
イスラエルのイラン攻撃が限定的で事態の悪化を回避できるとの観測があることや、イスラエルがレバノン方面について外交的な解決を目指している模様です。
これらを受けた動きだと伝えられています。

なお、API(米石油協会)が週間在庫統計を発表し、前週比でおよそ57万バレルの減少でした。
増加の市場予想に対して結果は減少だったものの、USOILは大きな反応を示していません。

【WTI原油(USOIL)】本日(2024年10月30日)のチャートテクニカル分析

【WTI原油(USOIL)】本日(2024年10月30日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年10月30日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

上下にヒゲのある陰線を形成して下落が進み、28日に作られた下窓は埋まりませんでした。
平均足は陰連し、ローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
一時67ドル台まで下落したものの、68ドルを回復して取引を終えました。
目先は、68ドルが支持帯となり反発するか、年初来安値更新に向けて下落が進むかに注目です。

<1時間足チャート分析>

68ドルを中心とするレンジの値動きの1日となりました。
平均足は陰連しているもののローソク足と平均足は重なっており、下落圧力は限定的です。
28日安値を若干割れましたが、窓を開けて下落した28日の安値圏での取引に留まりました。
28日の安値圏での取引がいつまで続くかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2024年10月25日時点の米国の原油リグ稼働数は前週から2基減少した480基でした。
前週から減少したものの、引き続き480基台で推移しています。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

原油在庫の推移(週間)

原油在庫の推移(週間)

米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2024年10月18日時点の原油在庫は前週比で547.4万バレルほど増加し、およそ4億2602万バレルです。
2024年6月後半から続いていた下落基調は2024年9月後半から反転しています。

石油・天然ガス貯蔵量の推移はこちら

またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート

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