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【新竹共同】半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の創業者、張忠謀(モリス・チャン)氏は26日、米中対立などの地政学的リスクを念頭に置き「最も厳しい試練は目の前にある」と述べた。台湾北部・新竹県で開かれた社内運動会であいさつした。
張氏は今年の好調な業績を評価し「記録を破る1年のようだ」と表明した。一方でこれまでの成長を支えたグローバル化や自由貿易は「死んだ」と主張。「われわれは地政学の戦略家による争いの地になった」と述べ、半導体を巡る問題は政治的になったとの認識を強調した。
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