中国株サマリー(25日)

市場概況
反発、一時3300ポイント回復も終盤に上げ幅縮小

 25日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.59%高の3299.70ポイントだった。深セン成分指数は1.71%高の10619.85ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1721億3700万元だった。

 上海総合指数は序盤にマイナス圏に沈む場面もあったが、再びプラス圏に浮上すると、徐々に上げ幅を拡大。心理的節目の3300ポイントを回復したが、終盤に上げ幅を縮小し、同節目をわずかに下回ってこの日の取引を終えた。2024年1−9月期決算の発表が本格化しており、個別物色の動きが活発だったほか、資本市場支援策への期待も強く、買いを支えた。ただ、週末を前に持ち高調整の売りが相場の重しとなった。セクター別では、太陽光発電やバッテリー素材が全面高となったほか、風力発電設備や電源設備なども買われた。半面、保険が全面安。貴金属や銀行も売られた。

 A株市場では、隆基緑能科技(601012)や通威(600438)、TCL中環新能源科技(002129)がストップ高をつけるなど、太陽光発電関連銘柄が大幅高。海能達通信(002583)や巨人網絡集団(002558)、TCL科技集団(000100)などの上昇も目立った。半面、中国アルミ(601600)や国投電力控股(600886)、北新集団建材(000786)などが売られた。

 上海B株指数は0.90%高の275.25ポイント、深センB株指数は1.34%高の1248.45ポイント。


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