市場概況
3日ぶり反落、終始マイナス圏で推移 利益確定売り
24日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反落。終値は前日比1.30％安の20489.62ポイントだった。中国企業指数は1.59％安の7359.14ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1652億4000万HKドル。
ハンセン指数は米株安の流れを引き継ぎ安く寄り付くと、終始マイナス圏でもみ合った。米長期金利の上昇が嫌気された。底堅い米景気を背景に米連邦準備理事会（FRB）の利下げペースが緩やかになるとの見方が増えているほか、米大統領選後の財政悪化懸念などを受けて23日の米債券市場で10年債利回りは一時4.25％台と7月26日以来の水準まで上昇した。本土市場が軟調に推移したことも重荷。中国当局による資本市場支援策や財政出動への期待が根強いものの、足元で買われた銘柄の利益確定売りが出た。
ハンセン指数構成銘柄では、前日に高かった自動車ディーラーの中升集団（00881）、宝飾品大手の周大福珠宝（01929）、太陽光パネル用ガラスの信義光能（00968）、医薬品ネット通販の阿里健康（00241）、民営自動車メーカーの吉利汽車（00175）がそろって大幅反落。大型ネット株の美団（03690）、アリババ集団（09988）、JDドットコム（09618）や本土不動産関連の華潤万象生活（01209）、龍湖集団（00960）なども安い。半面、2024年7−9月期業績を発表したマカオカジノのサンズ・チャイナ（01928）や、ガス会社の新奥能源（02688）、アルミメーカーの中国宏橋（01378）、スポーツ用品の李寧（02331）などが買いを集めた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は2.64％安の4483.99ポイントと大幅に3日ぶりに反落。東方甄選（01797）、金蝶国際ソフト（00268）、ビリビリ（09626）、阿里健康、センスタイム（00020）が下落率上位。上昇はキングソフト（03888）とトリップ・ドットコム（09961）の2銘柄のみだった。
(山下)
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本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
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24日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反落。終値は前日比1.30％安の20489.62ポイントだった。中国企業指数は1.59％安の7359.14ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1652億4000万HKドル。
ハンセン指数は米株安の流れを引き継ぎ安く寄り付くと、終始マイナス圏でもみ合った。米長期金利の上昇が嫌気された。底堅い米景気を背景に米連邦準備理事会（FRB）の利下げペースが緩やかになるとの見方が増えているほか、米大統領選後の財政悪化懸念などを受けて23日の米債券市場で10年債利回りは一時4.25％台と7月26日以来の水準まで上昇した。本土市場が軟調に推移したことも重荷。中国当局による資本市場支援策や財政出動への期待が根強いものの、足元で買われた銘柄の利益確定売りが出た。
ハンセン指数構成銘柄では、前日に高かった自動車ディーラーの中升集団（00881）、宝飾品大手の周大福珠宝（01929）、太陽光パネル用ガラスの信義光能（00968）、医薬品ネット通販の阿里健康（00241）、民営自動車メーカーの吉利汽車（00175）がそろって大幅反落。大型ネット株の美団（03690）、アリババ集団（09988）、JDドットコム（09618）や本土不動産関連の華潤万象生活（01209）、龍湖集団（00960）なども安い。半面、2024年7−9月期業績を発表したマカオカジノのサンズ・チャイナ（01928）や、ガス会社の新奥能源（02688）、アルミメーカーの中国宏橋（01378）、スポーツ用品の李寧（02331）などが買いを集めた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は2.64％安の4483.99ポイントと大幅に3日ぶりに反落。東方甄選（01797）、金蝶国際ソフト（00268）、ビリビリ（09626）、阿里健康、センスタイム（00020）が下落率上位。上昇はキングソフト（03888）とトリップ・ドットコム（09961）の2銘柄のみだった。
(山下)
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