香港株サマリー(22日)

市場概況
反発、後場は前日終値付近でもみ合い 自動車株に買い

 22日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前日比0.10%高の20498.95ポイントだった。中国企業指数は0.31%高の7363.00ポイント。メインボードの売買代金は概算で1548億HKドル。

 ハンセン指数は、前場はプラス圏での推移が目立ったが、後場は前日終値付近でもみ合った。要人発言を受けて米国の利下げペースが緩やかなものになるとの懸念が広がったが、中国の一連の景気対策への期待感が買いを支えた。中国人民銀行(中央銀行)が21日、「証券会社、ファンド、保険会社スワップ・ファシリティ(SFISF)」の初回オペで証券会社など20社が計500億元規模の資産交換に応札したと発表したことも好感された。

 ハンセン指数構成銘柄では、自動車株の吉利汽車(00175)が7%超、理想汽車(02015)が5%近く上昇したほか、美団(03690)が2%近く上昇し、指数を押し上げた。京東健康(06618)や新奥能源(02688)の上昇も目立った。半面、BYDエレクトロニック(00285)や百度(09888)が売られたほか、決算を発表した中国平安保険(02318)も売られた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.66%高の4521.63ポイント。理想汽車や京東健康のほか、センスタイム(00020)や閲文集団(00772)が上昇率上位だった。指数構成銘柄以外では、決算を発表した中興通訊(00763)が8%超下げた。


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