NY株式サマリー(16日)=ダウ337ドル高と反発し、再び終値の過去最高値を更新

市場概況
◆ダウ平均:43077.70 +337.28 +0.79%
◆S&P500:5842.47 +27.21 +0.47%
◆NASDAQ:18367.08 +51.49 +0.28%

 16日のNY株式相場は反発。前日に下落したことで押し目買いが強まったほか、ユナイテッド航空(+12.4%)、モルガン・スタンレー(+6.5%)、シンクロニー・ファイナンシャル(+6.1%)などの決算発表銘柄が軒並み上昇した。前日に324ドル安となったダウ平均は、終盤に360ドル高まで上昇し、337.28ドル高(+0.79%)で終了。再び終値の過去最高値を更新した。アナリストが投資判断を引き上げたシスコ・システムズが4%超上昇したほか、通期見通しを引き下げて前日に8%超下落したユナイテッドヘルスも2.7%高となり、ダウ平均を100ドル近く押し上げた。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.47%高、0.28%高と反発した。小型株指数のラッセル2000は1.64%高と、主要3指数をアウトパフォームした。S&P500の11セクターは公益、金融、不動産、素材、資本財など9セクターが上昇し、コミュニケーション、生活必需品の2セクターが下落した。センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の20.64ポイントから19.58ポイントに低下した。

 ASMLホールディングの急落を受けて前日に軒並み安となった半導体株はエヌビディアが3.1%高と大幅反発したものの、KLAとアプライド・マテリアルズが3%超下落し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は0.21%高と小幅な上昇にとどまった。

 引け後の決算発表銘柄では、利益が予想を大きく上回ったアルコアが時間外で一時9%近く上昇した。一方、売上高と利益が予想を下回ったCSXとキンダー・モルガンが時間外でそれぞれ4%超、2%超下落した。


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