WTI原油見通し(市況ニュース):原油供給懸念が和らぎつつある影響で、原油価格は4営業日連続で下落(2024年10月17日)

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昨日(2024年10月16日)のWTI原油動向振り返り

  • 終値:71.105(-0.363)<-0.51%>

※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

USOILは4営業日続落。

10月15日早朝に中東情勢に関して報道があり、イスラエルがイランを攻撃する際は石油関連施設を標的としない旨が報じられました。
原油供給懸念が和らいでおり、この影響は昨日も継続したと伝えられています。
ドルインデックスが上昇傾向だったことも、価格下落要因だった可能性があります。

なお、API(米石油協会)が週間在庫統計を発表し、前週比で158万バレルの減少でした。
市場予想の増加に対して結果は減少であり、発表直後のUSOIL価格はやや上昇しています。

【WTI原油(USOIL)】本日(2024年10月17日)のチャートテクニカル分析

【WTI原油(USOIL)】本日(2024年10月17日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年10月17日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は下ヒゲの長い陰線を形成して、4日続落となりました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足は平均足を下に抜けつつありトレンド転換を示唆しています。
下落が続く中で、15〜16日は2日続けて70ドル割れ目前で反発しました。
目先は、70ドル割れには至らず反発するか、70ドルを割れて下落が加速するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

終日71ドルを前後する値動きが続き、始値を若干下回る水準で取引を終えました。
平均足は陰連しているもののローソク足と平均足の絡みが続いており、明確な方向性が出ていません。
15日の大幅下落後の安値圏で取引が続く形となっています。
目先は、15日の安値圏から反発するか、安値圏を下抜けして下落を再開するかに注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2024年10月4日時点の米国の原油リグ稼働数は前週から5基減少し、479基でした。
480基を下回り、470基台まで減少しています。

石油・天然ガス採掘装置(リグ)の稼働数の推移はこちら

原油在庫の推移(週間)

原油在庫の推移(週間)

米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2024年10月4日時点の原油在庫は前週比で581万バレルほど増加し、およそ4億2274万バレルです。
直近は2週連続で増加しており、原油在庫の増加は一般的に原油価格にマイナスの影響を与えるとされています。

石油・天然ガス貯蔵量の推移はこちら

またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート

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