NY株式サマリー(14日)=ダウ201ドル高と2日続伸し最高値を更新 S&P500も連日で高値更新

市場概況
◆ダウ平均:43065.22 +201.36 +0.47%
◆S&P500:5859.85 +44.82 +0.77%
◆NASDAQ:18502.69 +159.75 +0.87%

14日のNY株式相場は続伸。米国経済のソフトランディング期待が続く中、先週末に発表されたJPモルガン・チェースなどの大手銀行の利益が予想を上回ったことで、今週から発表が本格化する第3四半期決算への期待が高まった。コロンブスデーで債券市場が休場だったが、エヌビディア、アップルなどのハイテク株を中心に、幅広い銘柄が上昇した。ダウ平均は朝方に156ドル安まで下落する場面もあったが、終盤に275ドル高まで上昇し、201.36ドル高(+0.47%)の43065.22ドルで終了。S&P500は終日プラス圏で推移し、0.77%高で終了。ともに取引時間中と終値の最高値を更新した。ハイテク株主体のナスダック総合も0.87%高で終了し、7月に付けた史上最高値まで1%未満に迫った。S&P500の11セクターはエネルギー(-0.10%)を除く10セクターが上昇。IT、公益が1%超上昇したほか、不動産、金融、資本財、素材、コミュニケーション、ヘルスケアが0.5%超上昇した。ITではエヌビディアが2.43%上昇し、6月18日以来、約4カ月ぶりに終値の上場来高値を更新した。センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は先週末の20.46ポイントから19.70ポイントに低下した。

 今週は第3四半期決算発表が本格化する。火曜日にバンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ゴールドマン・サックス、水曜日にモルガン・スタンレーの大手行が発表するほか、ユナイテッドヘルス、ジョンソン&ジョンソン、トラベラーズ、ネットフリックス、プロクター&ギャンブルなどS&P500採用の43銘柄が発表する。経済指標では木曜日に発表される9月小売売上高が注目されるほか、10月NY連銀製造業業況指数、新規失業保険申請件数、10月NAHB住宅市場指数、9月住宅着工件数などが発表予定。


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