香港株サマリー(10日)

市場概況
3日ぶりに大幅反発、中国財政支援措置に期待 後場は伸び悩む

 10日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに大幅反発。終値は前日比2.98%高の21251.98ポイントだった。中国企業指数は3.46%高の7620.74ポイント。メインボードの売買代金は概算で3253億2000万HKドル。

 ハンセン指数は心理的節目の21000ポイントに乗せて寄り付くと、上げ幅を拡大した。財政部の藍仏安部長が「財政政策の強化と質の高い経済成長の推進」について説明する記者会見が12日に開かれる予定で、具体的な財政支援措置への期待が高まった。中国人民銀行(中央銀行)がこの日に証券・ファンド・保険会社向けのスワップ制度の創設を発表したことも好感された。もっとも、前場は上昇率が4%を超えていたが、本土市場で上海総合指数が上げ幅を縮小したこともあり、後場は伸び悩んだ。

 ハンセン指数構成銘柄では、ビールメーカーの華潤ビール(00291)、民営自動車メーカーの吉利汽車(00175)、オンライン旅行大手のトリップ・ドットコム(09961)、自動車ディーラーの中升集団(00881)などが急伸。半面、半導体受託製造のSMIC(00981)が大幅逆行安。香港不動産株の新鴻基地産(00016)、医薬品受託製造の無錫薬明康徳新薬開発(02359)、オンラインゲーム大手のネットイース(09999)なども下げた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は2.05%高の4736.10ポイントと3日ぶりに反発。トリップ・ドットコム、小鵬汽車(09868)、BYDエレクトロニック(00285)、美団(03690)が上昇率上位。半面、SMICと同業の華虹半導体(01347)、東方甄選(01797)が下落率上位だった。


OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » 香港株サマリー(10日)