NY株式サマリー(9日)=ダウ431ドル高と2日続伸 S&P500は史上最高値を更新

市場概況
◆ダウ平均:42512.00 +431.63 +1.03%
◆S&P500:5792.04 +40.91 +0.71%
◆NASDAQ:18291.62 +108.70 +0.60%

 9日のNY株式相場は続伸。中東の地政学リスクが引き続き意識されたものの、アップルやアマゾンなどのハイテク株の上昇が相場をけん引した。午後に公表された9月米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で大多数のメンバーが0.50%の利下げを指示したことが明らかになった。ダウ平均はもみ合ってスタートしたが、終盤に481ドル高まで上昇し、431.63ドル高(+1.03%)で終了。3日ぶりに終値の過去最高値を更新した。S&P500も0.79%高まで上昇し、9月26日以来、約2週間ぶりに取引時間中の史上最高値を更新。0.71%高で終了し、終値でも過去最高値を更新した。ハイテク株主体のナスダック総合も0.60%高で終了し、過去最高値まで2%未満に接近した。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の21.42ポイントから20.86ポイントに低下と、センチメントは引き続き改善した。

 S&P500の11セクターはヘルスケア、IT、資本財、金融など9セクターが上昇し、公益、コミュニケーションの2セクターが下落。上昇率トップのヘルスケアではファイザーが3.46%高となったほか、ユナイテッドヘルス、メルクも1%超上昇。第2位のITではスーパー・マイクロ・コンピューターが4.28%高となったほか、IBM、オラクルが2%超上昇し、アップルも1%超上昇した。資本財ではボーイングが3.41%下落したものの、ハネウェル・インターナショナルが3.24%高、キャタピラーが2.12%高となった。


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