「米騒動」南海トラフ地震で拍車

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 コメ不足が社会問題となった「令和の米騒動」を巡り、X(旧ツイッター)の投稿件数が8月下旬に急激な盛り上がりを見せていたことが5日分かった。今夏3カ月間のデータを分析したところ、ピークの8月27日は関連投稿が延べ10万件を超えた。気象庁による8月8日の南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)発表やお盆前後の台風被害をきっかけに、店頭での品切れと買いだめの連鎖に拍車がかかり、消費者不安が増幅していった様子がうかがえる。

 集計にはNTTデータが提供する交流サイト(SNS)分析サービス「なずきのおと」を利用。「コメ(米)騒動」「コメ(米)不足」「コメ(米)がない」「コメ(米)高い」の4表現を含む投稿を拾い出した。対象期間はコメの品薄や価格高騰が注目され始めた6月下旬から9月20日までとした。

 6月から7月にかけ、数百件から多くても1万件程度で推移していた投稿は、8月のお盆ごろから次第に増加。スーパー店頭の写真と共に「お米の棚空っぽ」と驚く投稿や「地震情報のせいか米がない」といった投稿が相次いだ。


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