日経平均サマリー(3日)

市場概況
日経平均は大幅反発 西武HDが急伸

 3日の日経平均は大幅反発。終値は743円高の38552円。石破首相の発言や良好な米国の雇用指標を受けてドル円が大きく円安に振れたことを好感して、寄り付きから600円を超える上昇。買い気配銘柄の値が付くにつれて水準を切り上げ、開始直後には上げ幅を4桁に広げた。

 38800円台までで買いは一巡し、すぐに上値が重くなった。ただ、円安基調が続いたことから大きくは崩れず、以降は38500円〜38600円レベルで動きが落ち着いた。後場は狭いレンジでのもみ合いに終始。700円を超える大幅な上昇となったものの、後場の安値圏で取引を終えた。

 東証プライムの売買代金は概算で4兆2900億円。業種別では保険、海運、医薬品などが上昇した一方、パルプ・紙、銀行、鉄鋼などが下落した。上方修正を発表した西武ホールディングス<9024.T>が急伸。半面、足元で人気化していた三菱重工業<7011.T>、川崎重工業<7012.T>、IHI<7013.T>の防衛大手3社が利益確定売りに押されてそろって下落した。

日経平均
 38552.06 +743.30
先物
 38600 +850
TOPIX
 2683.71 +31.75

(小針)


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