中国株サマリー(23日)

市場概況
4日ぶり反発、FRB議長講演控え様子見 保険株などに買い

 23日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日ぶりに反発。終値は前日比0.20%高の2854.37ポイントだった。深セン成分指数は0.24%高の8181.92ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で5102億2600万元だった。

 上海総合指数は、前場はマイナス圏での推移が目立ったが、後場は前日終値を挟んでもみ合い、終盤に上げ幅を拡大した。最近の下落を受けて値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がったほか、6月中間決算を材料に個別物色の動きも活発だった。ただ、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長がカンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で23日に講演するとあって、様子見ムードが相場の重しとなった。セクター別では、保険が全面高となったほか、ソフトウエア開発や通信サービスも買われた。半面、バッテリーや不動産サービス、バイオ製品などが売られた。

 A株市場では、中国平安保険(601318)や新華人寿保険(601336)が買われたほか、欧菲光集団(002456)や海信家電集団(000921)も高かった。中国共産党が23日開いた中央政治局会議で、西部大開発の推進が審議されたことを受け、中建西部建設(002302)や新疆交通建設集団(002941)が大幅高となった。半面、国軒高科(002074)や東江環保(002672)、国投電力控股(600886)などが売られた。

 上海B株指数は0.02%安の230.86ポイント、深センB株指数は0.31%高の1070.55ポイント。


OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » 中国株サマリー(23日)