NY株式サマリー(14日)=ダウ57ドル安 ナスダック総合は5日連続で最高値更新

市場概況
◆ダウ平均: 38589.16 -57.94 -0.15%
◆S&P500: 5431.60 -2.14 -0.04%
◆NASDAQ: 17688.88 +21.32 +0.12%

 14日のNY株式相場は高安まちまち。好決算や見通しを引き上げたアドビが14.51%高となりハイテク株が総じて堅調だった一方、弱い経済指標を受けてレジャー関連株など景気敏感株が幅広く下落した。ダウ平均は終日マイナス圏で推移し、57.94ドル安(-0.15%)と4日続落して終了。一時、341ドル安まで下落した。S&P500は一時0.55%安まで下落後、0.04%安と下落幅を縮小して終了したが、5日ぶりの反落となった。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は0.43%安まで下落後、0.12%高と小幅ながら5日続伸し、5日連続で終値の過去最高値を更新した。S&P500の11セクターはコミュニケーション、IT、生活必需品の3セクターが上昇した一方、資本財、素材、エネルギー、一般消費財、金融など8セクターが下落。S&P500採用銘柄は135銘柄が上昇し、366銘柄が下落した。ダウ平均採用銘柄はセールスフォース、アメリカン・エキスプレスが1%超上昇し、ボーイング、ダウ・インク、キャタピラーが1%超下落。ナイキ、アップルも0.8%超下落した。

 週間ではダウ平均が209.83ドル安(-0.54%)と反落した一方、S&P500が1.58%高と2週続伸。ナスダック総合は3.24%高と大幅に2週続伸となった。

 経済指標は6月ミシガン大消費者信頼感指数速報値が65.6と前月分の69.1から悪化し、市場予想の72.0を大幅に下回った。一方、併せて発表された同1年先期待インフレ率速報値が3.3%と前月分から横ばいとなり、同5年先期待インフレ率速報値は3.1%と前月分の3.0%から上昇した。米10年債利回りは前日の4.24%から4.22%に低下。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の11.94ポイントから12.66ポイントに上昇と、センチメントはやや悪化した。

(羽土)


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