TradingView(トレーディングビュー)でチェックしたい銘柄|【株価指数編】
TradingView(トレーディングビュー)のチャートを使うメリットの一つに、他市場の銘柄も合わせてチェックできるという点があります。
今回はFXトレーダーがチェックしたい他市場の銘柄のうち、株式市場に関する銘柄をご案内いたします。
株式市場関連
株式市場は市場のリスク許容度を反映しやすい市場です。このため、株式市場の動向は市場のリスク許容度を探る上で重要なデータです。
FX市場では市場全体のリスク許容度が低下し、リスク回避色の強い相場となると円やスイスフランが買われる傾向があるので株式市場の動向を把握しておくと、分析を行う上で役に立つかもしれません。
米国株式市場
世界一の経済大国である米国の株式市場の動向は他市場へのインパクトも大きく、米国株式市場が堅調な推移となると市場のリスク許容度が高まり(ドル円は上昇)、軟調な推移となるとリスク回避色が強まる(ドル円は下落)傾向があります。
ダウ工業30種平均
日本のニュースでもよく耳にする ダウ平均は米国を代表する株価指数です。
TradingViewではダウ平均の動きを簡単にチェックすることができます。
上部ツールバーの「+」のマーク(比較またはシンボルの追加)から、「DJI」と検索すると、ダウ平均に関連するシンボルがリストアップされるので、表示したいシンボルを選んでください。
※今回は新規ペインに表示していますが、同一ペインに表示することも可能です。
【ドル円(上段)とダウ平均(下段)の比較】
S&P500
S&P500もダウ平均と同様に米国の代表的な株価指数です。NY証券取引所やNASDAQに上場している米国を代表する500銘柄を対象に導き出した株価指数です。
ダウ平均と近い動きになることが多いですが、ブレが生じることもあるため、このS&P500や後述のナスダックも併せて見た方が、株式市場の状況を把握しやすくなります。
S&P500に関連するシンボルは、「SPX」と検索するとリストアップされます。
【ドル円(上段)とS&P500(下段)の比較】
ナスダック総合指数
NASDAQ市場に上場している株式の株価から導き出された指数です。他の株価指数に比べIT関連やハイテク株の構成比率が高いという特徴があります。
ナスダック総合指数に関連するシンボルは、「IXIC」と検索するとリストアップされます。
【ドル円(上段)とナスダック総合指数(下段)の比較】
アジア株式市場
アジア時間の株式市場の動向を探る場合はアジアの国々の株価指数をチェックします。
代表的なものは日本の日経平均ですが、香港や上海の株式市場の動きが注目される場合もあります。
日経平均株価
日経平均株価は東京証券取引所に上場する株式のうち、代表的な225銘柄を対象とした株価指数です。海外でも「Nikkei」の名で注目されており、アジア時間のリスク許容度をチェックするときによく使われます。
日経平均に関連するシンボルは、「NI225」と検索するとリストアップされます。
【ドル円(上段)と日経平均(下段)の比較】
香港ハンセン指数、上海総合指数
香港や上海の株式市場も日経平均と併せてアジア時間にチェックしたい株価指数です。比較的値動きの荒いこれらの指数の動きが引き金となり、アジア時間のリスク許容度が大きく後退したこともあります。
香港ハンセン指数は「HSI」、上海総合指数は「000001」と検索すると、関連するシンボルがリストアップされます。
【ドル円(上段)と香港ハンセン指数(下段)の比較】
【ドル円(上段)と上海総合指数(下段)の比較】
欧州株式市場
欧州の株価指数として注目されるのは英国とドイツの株価指数です。
FTSE100
FTSE100は英国を代表する株式市場です。「フィッチー」と呼ばれることもあり、ロンドン証券取引所に上場する株式で構成される指数です。
FTSE100に関連するシンボルは、「UKX」と検索するとリストアップされます。
【ドル円(上段)とFTSE100(下段)の比較】
DAX指数
DAX指数はドイツの主要株式で構成されている株価指数で、ドイツを代表する株式指数です。
DAX指数に関連するシンボルは、「DAX」と検索するとリストアップされます。
【ドル円(上段)とDAX指数(下段)の比較】
市場の恐怖指数(VIX指数)
市場のリスク許容度を探る上で注目される指数の一つにVIX指数と呼ばれる指数があります。
VIX指数は、S&P500のボラティリティから導き出される数値で、市場の恐怖レベルを示していると言われています。
VIX指数に関連するシンボルは、「VIX」と検索するとリストアップされます。
20が一つの目安と考えられ、20を上回ると市場が神経質な状況となっており、リスク許容度が低下していることを示しています。
よってこの数値が上昇してきている場面ではリスク回避の動きが強まる可能性に注意が必要です。
【ドル円(上段)とVIX指数(下段)の比較】
TradingView(トレーディングビュー)で使用する情報は、全てTradingView(トレーディングビュー)社に帰属するものであり、当社は、その正確性、完全性を保証するものではありません。同サイトで使用する情報に基づいて行った取引によって発生したいかなる損害・損失について、当社は一切責任を負いかねますのでご了承下さい。最終的な投資判断についてはお客様ご自身でお願い致します。
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。