先週金曜日(2024年4月12日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:85.811(-0.054)<-0.06%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは続落。
イランによるイスラエル攻撃が近いとの報道を受けて、USOILが大きく買われた模様です。
その後は売りが優勢な展開で、最終的に前日終値比で下落しました。
ドルインデックスが上昇しており、これも価格下落に影響した可能性があります。
13日、イランがイスラエルに向けてミサイル等を発射したと報じられており、本日の値動きに注目です。
なお、CFTC(米商品先物取引委員会)が原油の投機的ネットポジションを公開し、およそ29万7000の買い越しでした。
2月中旬以降、買い越し幅は上昇傾向です。
【WTI原油(USOIL)】本日(2024年4月15日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年4月15日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日のローソク足は2営業日連続で陰線を形成しています。
一時は直近高値まで上昇するも、最終的に長い上ヒゲを伸ばして引けました。
平均足は上ヒゲと実体の長い陽線を形成しており、買い優勢です。
目先は、平均足の水準まで下落するか、再び直近高値を目指して反発するかに注目です。
<1時間足チャート分析>
ローソク足は直近高値水準まで勢いよく上昇するも反落。
大陰線を連続させて平均足を下抜き、現在は85ドル台で推移しています。
直近の平均足は陽線から陰線に転換しており、売り優勢になりつつあることを示しています。
目先は、下に引かれた中期サポートラインまで下落するかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2024年4月5日時点の米国の原油リグ稼働数は前週から2基増加した508基でした。
直近の原油リグ稼働数は、500基〜510基の間で推移を続けています。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2024年4月5日時点の原油在庫は前週比で584.1万バレルほど増加し、およそ4億5726万バレルです。
直近の原油在庫は増加を続けており、原油在庫の増加は一般的に原油価格にとってマイナス要因とされています。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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