NY株式サマリー(8日)=ダウ68ドル安と3日ぶりに反落 エヌビディアが売られナスダックが1%超下落

市場概況
◆ダウ平均: 38722.69 -68.66 -0.18%
◆S&P500: 5123.69 -33.67 -0.65%
◆NASDAQ: 16085.11 -188.26 -1.16%

 8日のNY株式相場は反落。注目された米2月雇用統計が強弱まちまちとなる中、人工知能(AI)ラリーをけん引してきたエヌビディアが前日比5.09%高まで上昇後に5.55%安と急反落したことで、ハイテク株を中心に利益確定売りが強まった。ダウ平均は179ドル高まで上昇する場面もあったが、68.66ドル安(-0.18%)で終了。3M、シスコ・システムズ、アップルが1%超上昇した一方、インテルが4.66%安、ボーイングが2.24%安となった。S&P500は0.62%高まで上昇後、0.65%安で終了し、ナスダック総合も1.08%高まで上昇後、1.16%安で終了。S&P500とナスダック総合がともに取引時間中の史上最高値を更新したものの、終値では3指数がそろって3日ぶりの反落となった。週間ではダウ平均が0.93%安と2週続落し、S&P500が0.26%安、ナスダック総合が1.17%安とともに3週ぶりに反落した。

 寄り前に発表された2月雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)が27.5万人増と予想の20.0万人増を上回った一方、失業率は1月から横ばいの3.7%の予想に反して3.9%に悪化した。平均賃金は前月比+0.1%と1月改定値の+0.5%や予想の+0.3%を下回り、前年比でも+4.3%と1月や予想の+4.4%を下回った。また、1月分のNFPも35.3万人増から22.9万人増に下方修正された。2月のNFPが予想を上回ったものの、全体としては弱い内容と受けとめられ米10年債利回りは前日の4.092%から4.074%に低下した。


(羽土)


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