OANDA_Multi_ATR_Fibo_Bandsを利用したトレードアイデア
1.「OANDA_Multi_ATR_Fibo_Bands」の概要
この記事では、OANDAのオリジナルインジケーター「OANDA_Multi_ATR_Fibo_Bands」を用いた逆張りのトレードアイデアを紹介します。
OANDA_Multi_ATR_Fibo_Bands(以下、マルチATRフィボ)は、移動平均線を基準として、ATRに一定の数値を掛け合わせた複数のバンドをチャート上に表示するインジケーターです。
現在の価格が移動平均線に対してどのくらい離れているのかを、視覚的につかむことができます。
デフォルトの設定では移動平均線に対して、ATRを小さい順に1.0、1.618、2.618、4.236という倍率で掛け算しています。
マルチタイムフレームに対応しているため、上位足のバンドを表示しながらトレードすることも可能です。
画像1/OANDA_Multi_ATR_Fibo_Bandsを表示したチャート
2.トレード手順
マルチATRフィボをサポートやレジスタンスとして利用し、エントリーや決済のシグナルを読み取る手法を紹介します。
今回用いるチャートは、ドル円の4時間足です。
マルチタイム機能を使用せず、バンドは現在の時間足のものをそのまま使用します。
<手順①>
価格がレンジ状態で推移している箇所を探す
マルチATRフィボをチャートに適用します。
価格が比較的穏やかなレンジで推移し、ローソク足が何度も反発してサポートやレジスタンスとして機能しているバンドを探しましょう(このトレード例では、外側から2番目の水色のバンドに注目します)。
<手順②>
ローソク足がバンドにタッチしたら逆張りでエントリー
ローソク足がサポートとして機能しているバンドにタッチしたら買いエントリー、レジスタンスとして機能しているバンドにタッチしたら売りエントリーです。
損切りは1つ外側のバンドで行います(この例では最も外側のバンド)。
直近の高値や安値を参考にしても良いでしょう。
<手順③>
ローソク足が反対側のバンドに達したら利益確定
ローソク足が反対側にある同色のバンドにタッチしたら利益確定です。
あるいは、直近の高値や安値を利益確定の目安としても構いません。
画像2/トレード例
<総括>
マルチATRフィボを利用した逆張り手法です。
エントリーだけでなく、損切りや決済にもバンドを利用するため、このテクニカル指標以外の分析が不要というメリットがあります。
取引する通貨ペアや時間足に応じてバンドの幅を調整しても良いでしょう。
トレンドが強い相場では、反発せずに損切りになってしまうことが多いため、ボラティリティが一定で、バンドの向きが平行に近いときを狙ってトレードすることが望ましいです。
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OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
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