「OANDA_Multi_Candle」を利用した逆張りのトレード手法

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1.「OANDA_Multi_Candle」の概要

この記事では、OANDAのオリジナルインジケーター「OANDA_Multi_Candle」を用いた逆張りのトレードアイデアを紹介します。

OANDA_Multi_Candle（以下、マルチキャンドル）は、現在表示中のチャートに上位時間足のローソク足の形状を表示できます。
複数のチャートを開かずに、現在の時間足と上位時間足の値動き、フォーメーションを分析することが可能です。
参照する時間足、ローソク足の色、塗りつぶしの有無などはパラメーターから設定できます。

現在の値動きが上位足の流れに沿ったものかどうかをひと目で把握できるほか、現在の価格や直近の高値・安値などが、上位足においてはどの水準にあるのかを素早く確認できるのも主な利点です。

画像1/OANDA_Multi_Candleを表示したチャート

2.トレード手順

上位足のローソク足の形状に基づいて、相場の反転を狙う手法を紹介します。
今回利用するのはポンド円の30分足、重ねて表示する上位のローソク足は日足です。
チャートを見やすくするために、上位のローソク足の塗りつぶしはオフに設定しています。

＜手順①＞
マルチキャンドルをセットし、反転を示唆するローソク足のパターンを探す

マルチキャンドルによる日足のローソク足の形状に注目して、反転を示唆するフォーメーションを探しましょう。
相場の転換を示唆するローソク足の組み合わせには、一般的に以下のようなものがあります。

• 包み足：現在のローソク足が、1本前のローソク足を包み込んでいる
• はらみ足：現在のローソク足が、1本前のローソク足に収まっている
• 長いヒゲ：短い実体に対してヒゲが長いローソク足

＜手順②＞
重要な水平線やトレンドラインをブレイクしたらエントリー

高値圏や安値圏において、相場の反転を示唆するローソク足のパターンが出現した場合に、エントリーの機会を探します。
今回の例では、日足の安値圏ではらみ足が出現したので、30分足で水平線やトレンドラインを利用して買いエントリーを狙います。

＜手順③＞
直近の高値・安値やチャートパターンを参考に損切りおよび利益確定する

前日から続くレジスタンスラインをブレイクしたところで買いエントリーします。
損切りは直近の安値の少し下に置きます。
今回はダブルボトムが意識されるチャートなので、利益確定はネックラインから安値までに等しい値幅とします。
リスクリワード比率が1：1以上になる場所を探しましょう。

目標に到達したら利益確定しますが、続伸が期待できそうなときは、ポジションの一部を残してさらに利を伸ばしても良いでしょう。

画像2/トレード例

＜総括＞

上位足のローソク足を参考にしながら、下位足で実際のエントリー、損切り、利益確定のポイントを探す手法です。
長期足だけを利用してトレードする場合と比較して、より正確で有利な価格でのエントリーや決済ができます。

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