「OANDA_Multi_Trendmeter」を利用した順張りのトレード手法
1.「OANDA_Multi_Trendmeter」の概要
この記事では、OANDAのオリジナルインジケーター「OANDA_Multi_Trendmeter」を用いた順張りのトレードアイデアを紹介します。
OANDA_Multi_Trendmeter(以下、マルチタイムトレンドメーター)とは、サブチャート上で複数の時間足のトレンド系テクニカル指標の状態をひと目で把握できるインジケーターです。
利用できるインジケーターの種類は、2本のSMA(単純移動平均線)の位置関係、2本のEMA(指数平滑移動平均線)の位置関係、DMI、パラボリックの全4種類です。
緑や黄緑は上昇、赤やピンクは下降を表しており、グレーは中立の状態です。
チャート上に複数のテクニカル指標を直接表示したり、複数の時間足を同時に監視する必要がないので、チャートを見やすい状態に保ったままトレードができます。
画像1/OANDA_Multi_Trendmeterを表示したチャート
2.トレード手順
短期足に、複数の時間足の移動平均線の状態を表示して、その方向が揃ったときにトレンド方向にエントリーする手法を紹介します。
今回は例として、ポンド円の15分足チャートを利用します。
<手順①>
チャートにマルチタイムトレンドメーターをセットする
チャート上にマルチタイムトレンドメーターを表示します。
今回はEMAを利用します。
期間はデフォルトの短期12、長期26です。
表示する時間足は、現在表示している15分足のほか、1時間足、4時間足の3種類を使用します。
3つの時間足のEMAを表示するので、チャート上に3回インジケーターを適用する必要があります。
<手順②>
全てのマルチタイムトレンドメーターが同じ方向を示したらエントリー
3つの時間足の示す方向が一致したらエントリーします。
買いエントリーであれば緑または黄緑、売りエントリーであれば赤またはピンクです。
損切りは直近の高値もしくは安値を参考に設定しましょう。
<手順③>
マルチタイムトレンドメーターの色が一致しなくなったら決済
3つの時間足の方向感が一致している間はポジションを保有し続けます。
どれか1つでも反対の色になったら、その時点で決済します。
補助的に水平線やトレンドラインを利用してポジションの追加や利益確定を行っても良いでしょう。
画像2/トレード例
<総括>
マルチタイムトレンドメーターを利用し、手軽に複数の時間足のトレンドを分析して大きな値幅を狙う手法です。
適用する通貨ペアや時間足は自分のトレードスタイルに合わせて調整してみてください。
トレード例として利用したポンド円のような、大きなトレンドが期待できそうな通貨ペアや、日足レベルで大きなトレンドが発生している通貨ペアを探してトレードすると、より大きな利益が期待できるでしょう。
レンジ相場ではダマシになりやすいので、ボラティリティの低い通貨ペアや時間帯は避けた方が賢明です。
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Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会 / 日本投資者保護基金
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから
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