金(XAU)見通し (市況ニュース) :金価格は下落し1982ドル台|米政策金利発表と中東情勢の綱引き(2023年11月2日)

マーケットレポート

昨日(2023年11月1日)の金(XAU)動向振り返り

  • 終値:1982.355(-1.545)<-0.08%>

※OANDAが提供する商品CFD「金(XAU)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

金価格はわずかに下落。

米政策金利が発表され、市場予想と同じく据え置きでした。
その後のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見では、政策金利引き上げの可能性が残っていることが示され、金価格にとってマイナスと指摘されています。

その一方で、中東では武力紛争が継続しており、安全資産としての金の需要は引き続き高水準です。
これらの綱引きの結果、金価格はやや下落で1日の取引を終えました。

【金(XAU)】本日(2023年11月2日)のチャートテクニカル分析

【金(XAU)】本日(2023年11月2日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月2日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

上下にヒゲを出す陰線を形成し、3営業日連続で下落しました。
依然としてローソク足は平均足の上に位置しており、陽連中の平均足も実体と上ヒゲが長い状態で、大局は買い優勢と考えられます。
目先は、平均足やフィボナッチの23.6%水準で押し目を作り、上昇トレンドに回帰するかどうかがポイントになりそうです。

<1時間足チャート分析>

ローソク足と平均足が何度かクロスする、方向感のない展開が続いています。
平均足は極めて実体が短く、上下に長いヒゲを伸ばしており、気迷いを示しています。
この水準から上昇に向かう場合は直近高値を更新できるか、下降に向かう場合は下に位置する中期サポートラインでの反応に注目です。

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

XAUUSDのボラティリティグラフチャート(1日の変動幅の推移)

XAUUSDのボラティリティグラフチャート(1日の変動幅の推移)

1日(水)のXAUUSDは下落し、値動きの変動幅(高値ー安値)は2217.5pips(1pip=0.01ドル)でした。
3営業日連続の下落だったものの、米政策金利発表と中東情勢がお互いの影響を打ち消しあう形で、ボラティリティはやや低下しました。

ボラティリティ グラフチャートはこちら

また金(XAU)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>金(XAU)リアルタイムレート

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OANDA Lab編集部

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