MT4(メタトレーダー4)で図形を描く方法
MT4のチャートには、図形描画ツール(長方形、三角形、楕円)が実装されています。
クリックやドラッグ&ドロップの操作で簡単に図形をチャート上へ描画でき、相場分析に役立てることが可能です。
トレンド相場やレンジ相場、チャートパターンが発生しているところなどに描画すると視覚的に分かりやすくなり、分析が捗ります。
MT4で表示できる図形のイメージ
MT4では、下画像のような図形をチャート上に描画できます。
長方形はレンジ相場や抵抗帯を視覚化したい場合などに、三角形は三角保ち合いを視覚化したい場合などに、楕円形はトレンド相場を視覚化したい場合や注目したい高値・安値をマークしたい場合などに使われることが多いです。
図形(長方形、三角形、楕円)の選択方法
MT4の上部メニューにある「挿入」から「図形」を選択し、描画したい図形をクリックすると、その図形を描画できる状態になります。
長方形の描画方法
メニューの「挿入」→「図形」から「長方形」を選択後、チャート上で長方形の始点にしたい場所をクリックし、クリックしたまま終点にしたい場所までドラッグします。
マウスから指を離すと一つの描画が完成です。
長方形の配置を変更したい場合は、長方形の四隅もしくは中央部分をダブルクリックして移動ポイント(四角のマーク)が表示された状態にします。
四隅の移動ポイントをドラッグすると上下左右に位置を調整でき、中央部分の移動ポイントをドラッグすると形を維持したまま長方形全体を動かすことが可能です。
長方形のプロパティ画面
プロパティ画面は、長方形の四隅もしくは中央部分をダブルクリックして移動ポイント(四角のマーク)を表示状態にしたあと、右クリックをしてポップアップメニューから「Rectangleプロパティ」を選択すれば表示できます。
長方形のプロパティ画面は、三つのタブ(「全般」「パラメーター」「表示選択」)で構成されています。
「全般」タブでは、次の設定を行うことができます。
- ①名前:長方形に任意の名前をつけることができます。
- ②説明:チャート上に長方形の説明を表示できます。
- ③スタイル:長方形のラインの色や種類、太さを変更できます。
- ④背景として表示:長方形内を塗りつぶしてチャートの背後に表示するかどうかを設定します。
チェックボックスにチェックを入れると、塗りつぶし表示になります。
「パラメーター」タブでは、次の設定を行うことができます。
- ①時間、価格:長方形の始点と終点の場所を、時間と価格で指定できます。
「表示選択」タブでは、次の設定を行うことができます。
- ①すべての時間足に表示:チェックボックスにチェックを入れて有効にすると、全ての時間足に長方形を表示可能です。
チェックを外すと表示させる時間足を選択できるようになります。
三角形の描画方法
メニューの「挿入」→「図形」から「三角形」を選択後、チャート上で三角形の1点目にしたい場所→2点目にしたい場所→3点目にしたい場所の順に3か所クリックすると、一つの描画が完成です。
三角形の配置を変更したい場合は、三角形の3点もしくは中央部分をダブルクリックして移動ポイント(四角のマーク)が表示された状態にします。
3点の移動ポイントをドラッグすると上下左右に位置を調整でき、中央部分の移動ポイントをドラッグすると形を維持したまま三角形全体を動かすことが可能です。
三角形のプロパティ画面
プロパティ画面は、三角形の3点もしくは中央部分をダブルクリックして移動ポイント(四角のマーク)を表示状態にしたあと、右クリックをしてポップアップメニューから「Triangleプロパティ」を選択すれば表示できます。
三角形のプロパティ画面は、三つのタブ(「全般」「パラメーター」「表示選択」)で構成されています。
「全般」タブでは、次の設定を行うことができます。
- ①名前:三角形に任意の名前をつけることができます。
- ②説明:チャート上に三角形の説明を表示できます。
- ③スタイル:三角形のラインの色や種類、太さを変更できます。
- ④背景として表示:三角形内を塗りつぶしてチャートの背後に表示するかどうかを設定します。
チェックボックスにチェックを入れると、塗りつぶし表示になります。
「パラメーター」タブでは、次の設定を行うことができます。
- ①時間、価格:三角形の3点の場所を、時間と価格で指定できます。
「表示選択」タブでは、次の設定を行うことができます。
- ①すべての時間足に表示:チェックボックスにチェックを入れて有効にすると、全ての時間足に三角形を表示可能です。
チェックを外すと表示させる時間足を選択できるようになります。
楕円の描画方法
メニューの「挿入」→「図形」から「楕円」を選択後、チャート上で楕円の始点にしたい場所をクリックし、クリックしたまま終点にしたい場所までドラッグします。
マウスから指を離すと一つの描画が完成です。
楕円の配置を変更したい場合は、楕円の始点や終点など円周部分の4点もしくは中央部分をダブルクリックして移動ポイント(四角のマーク)が表示された状態にします。
円周部分の4点の移動ポイントをドラッグすると楕円の形を調整でき、中央部分の移動ポイントをドラッグすると形を維持したまま楕円全体を動かすことが可能です。
楕円のプロパティ画面
プロパティ画面は、楕円の始点や終点など円周部分の4点もしくは中央部分をダブルクリックして移動ポイント(四角のマーク)を表示状態にしたあと、右クリックをしてポップアップメニューから「Ellipseプロパティ」を選択すれば表示できます。
楕円のプロパティ画面は、三つのタブ(「全般」「パラメーター」「表示選択」)で構成されています。
「全般」タブでは、次の設定を行うことができます。
- ①名前:楕円に任意の名前をつけることができます。
- ②説明:チャート上に楕円の説明を表示できます。
- ③スタイル:楕円のラインの色や種類、太さを変更できます。
- ④背景として表示:楕円内を塗りつぶしてチャートの背後に表示するかどうかを設定します。
チェックボックスにチェックを入れると、塗りつぶし表示になります。
「パラメーター」タブでは、次の設定を行うことができます。
- ①時間、価格:楕円の始点と終点の場所を、時間と価格で指定できます。
- ②スケール:楕円の幅を調整できます。
値を小さくするほど楕円の幅が広くなり、値を大きくするほど楕円の幅が狭くなります。
「表示選択」タブでは、次の設定を行うことができます。
- ①すべての時間足に表示:チェックボックスにチェックを入れて有効にすると、全ての時間足に楕円を表示可能です。
チェックを外すと表示させる時間足を選択できるようになります。
描画した図形を削除する方法
チャートに描いた図形は、主に以下の三つの方法で削除できます。
図形を個別に削除することも、複数まとめて削除することも可能です。
チャート上の複数の図形を削除したい場合は、一括でまとめて削除すると効率化が図れます。
A.削除したい図形の移動ポイント(四角のマーク)が表示される箇所をダブルクリックして選択した状態(移動ポイントが表示された状態)にしてから、キーボードのDeleteキーを押します。
B.削除したい図形の移動ポイント(四角のマーク)が表示される箇所をダブルクリックして選択した状態(移動ポイントが表示された状態)にしたあと、右クリックをしてポップアップメニューから「削除」もしくは「選択したすべてを削除」をクリックします。
C-1.削除したい図形の移動ポイント(四角のマーク)が表示される箇所をダブルクリックして選択した状態(移動ポイントが表示された状態)にしたあと、右クリックをしてポップアップメニューから「表示中のライン等」を選択、もしくはMT4の上部メニューにある「チャート」→「ライン等の設定」から「表示中のライン等」を選択します。
C-2.「表示中のライン等リスト」画面が表示されるので、一覧から削除したい図形をクリックして選択した状態(反転表示の状態)にしたあと、画面右の「削除」をクリックします。
キーボードのCtrlキーを押しながらクリックすると複数の図形を選択状態にできます。
なお、表示中のライン等リスト画面は、キーボードのCtrl+Bキーのショートカットでも開くことが可能です。
以上の方法でチャート上の図形が削除されます。
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