アルゴリズムトレーディング入門 自動売買のための検証・最適化・評価 | FX/CFD上級者向け書籍

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アルゴリズムトレーディング入門
自動売買のための検証・最適化・評価
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自動売買プログラム(EA)開発に必要な作業を解説

本書は自動売買プログラム(EA)を製作するまでの流れをトレードアイディアを具体化するところから過去のデータを用いた検証(バックテスト)の方法、注意点、検証の方法、実際のトレードデータの検証、評価の方法など順を追って解説しています。

具体的な手法を紹介するような書籍ではありませんが、実戦で使用できる自動売買プログラムの開発に必要な手順を体系的に学ぶことができます。

先物市場のトレードを想定した書籍ですが、FXでも通じる内容となっており、MT4を使用した自動売買にも応用できると思います。

具体的には次のような流れで開発を行なっていきます。

トレードアイデアの具体化

まずはトレードアイデアを明確にすることから始めます。
トレードアイデアというと、最初は、ぼんやりとしたトレードアイデアが浮かんでくると思います。それを具体的にどのうな条件が揃ったら売買を行い、損切り水準をどの程度に設定するのかなどプログラミングを行うことができるようにルール化し、プログラミングを行います。

予備検査

戦略がまとまり、プログラミングを行なった後は、過去のデータを用い、作成したプログラムがしっかりと稼働するかどうかをチェックします。併せて大まかなパフォーマンスのチェックも行います。この段階で損失が大きいようであれば戦略の見直しも検討します。

最適化

入手できるデータの一部を用いて、より安定した利益を狙えるパラメーターを探します。最適化の方法によっては過剰最適化(カーブフィッティング)となってしまう可能性もありますが、本書では最適化の方法を丁寧に紹介しており、その後のウォークフォワード分析と併せてカーブフィッティングによる大きな損失の可能性を下げる工夫が行われています。

ウォークフォワード分析

ウォークフォワード分析は最適化の際に使用していなかったデータ(アウトオブサンプル)を用いてバックテストを行う方法で実戦に近いテストです。絶対的なものではありませんが、将来の収益が予想できるほか、このテストを行うことでカーブフィッティングに陥っている可能性に気づくことができます。
また、他の通貨ペアやトレンド状態が異なる時期に分けてテストを行うことで、より堅牢なプログラムに近づけることができます。

リアルタイムトレード、検証

リアルトレードは十分な資金を用いて行います。資金が不足していると一時的なドローダウンの発生により、資金の多くを失ってしまい、十分なリターンを狙うことが難しくなってしまいます。本書ではバックテストにおける最大ドローダウンを元にトレードに必要な資金の目安を計算する方法などを紹介しています。またリアルタイムトレードの結果のどこに注目するべきかなどにもページを割いて丁寧に解説しています。

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