【Web版】fxTradeのチャートの使い方
TradingView社のチャート
OANDAのWeb版fxTradeではトレーディングビュー(TradingView)社のチャートを使用しています。
OANDAのお口座をお持ちのお客様はトレーディングビュー(TradingView)社のシンプルで使いやすいチャートを無料で利用可能です。
更にプレミアム版(月額39.95ドル)でしか使えない8つ同時のチャート表示、ラインブレイク/ポイント&フィギュアなどの表示も無料で使用できます。
Trading View社のチャートの基本構造
TradingView社のチャートの基本構造は次の通りです。
①チャートの種類
通貨ペア、時間軸、チャートの種類、インジケーターの表示等を行う際に使用します。詳細は下の「チャートの基本設定」を参照
②チャートエリア
チャートが表示される部分です。
③描画ツール
チャートエリアにトレンドライン等の描画するときに使用します。描画ツールの選択、描画ツールの設定等を行うことができます。
④チャートの表示設定
クリックすると表示されるボックス内の上段は、表示するチャートの枚数、表示形式等の設定を、下段は各チャートのリンク設定を行います。
「すべてのチャートにシンボルをリンク」は、すべてのチャートの通貨ペアをリンクさせます。
「すべてのチャートの時間足をリンク」は、すべてのチャートの時間足をリンクさせます。
「クロスラインをすべてのチャートで同期」とは、クロスヘアを他のチャートの同じ位置に表示させたい場合に選択します。
「すべてのチャートの軌道を合わせる」は、例えば一つのチャートで過去の値動きを見た際に他のチャートもその時間軸に移動するというように、チャートの動きをリンクさせたい場合に選択します。
⑤表示する範囲
選択した期間の値動きを表示することができます。
⑥スケールの設定
スケール(縦軸の目盛り)の設定を行います。
「%」、「ログスケール」、「自動」の部分は、文字が青になっている場合はその機能がオンになっている状態、グレーになっている場合はオフの状態です。
「%」は、スケールを価格ではなくパーセンテージで表示する場合にオンにします。
「ログスケール」は、価格の幅を均等ではなく割合で表示する片対数目盛りとする場合にオンにします。
「自動」は、スケールの幅を自動で調整する場合にオンにします。
右下の歯車の部分ではスケールの表示の細かい設定を行います。
設定方法は次の通りです。
(ⅰ)スケールをリセット
スケールの幅を拡大、移動させている場合等に、スケールをデフォルトに戻す場合にクリックします。
(ⅱ)スケールの位置
デフォルトは「右軸」のみの表示となっていますが、「左軸」に表示することも両方に表示することもできます。
他の通貨ペアと比較する場合やインディケーターをチャート上に表示する場合に、その分の目盛りを左軸に表示することなどもできます。
(ⅲ)スケールの調整
「自動スケール」はスケールを自動で調整する場合にチェックします。
「スケールのロック」はスケールの位置を固定する場合にチェックします。
「スケール価格チャートのみ」はインディケーターをオーバーレイさせている場合にチェックすると、価格の動きだけに併せてスケールが調整されます。
(ⅳ)縦軸の種類
通常の価格表示に加え、価格の幅を割合に併せて変化させた片対数目盛りとする場合は、「ログスケール」を選択します。
価格ではなくパーセンテージで表示する場合は、「パーセント」を選択します。
(ⅴ)スケールに表示する項目
「シンボル」は通貨ペアを意味します。「シンボルラベル」は、通貨ペア名のラベルを現在の価格に併せて表示する場合にチェックします。
「シンボルの終値」は、通貨ペアの終値を表示します。
「インディケーターラベル」は、インディケーターの値のところにインディケーター名を表示する場合にチェックします。「インディケーターの終値」は、インディケーターを表示します。
「カウントダウン」は、現在の足が確定するまでのカウントダウンを表示します。
「詳細ラベル」は、ラベルの位置が近く重なって見えにくいような場合に、重ならないように表示することができます。
(ⅵ)スケールプロパティ
「スケールプロパティ…」は、スケールの詳細設定画面を表示します。
TradingView社のチャートの基本設定
ここではチャートの表示に関する基本的な設定をご案内いたします。
通貨ペア、時間軸、チャートの種類の設定
Tradingview社のチャートの上部のツールバーから、通貨ペア、時間軸、チャートの種類等を設定することができます。
①通貨ペア
通貨ペアを入力すると通貨ペアを切り替えることができます。
②時間軸の選択
右側のプルダウンから時間軸の設定を選択できるほか、プルダウンの左側をクリックすると任意の時間軸のチャートを作成することができます。
③チャートの種類
チャートの種類を選択することができます。
Tradingview社のチャートではローソク足、バーチャート、ラインチャートといった時間軸チャートに加え、非時間軸チャートであるポイント&フィギュアやRENKOチャート等も選択することもできます。
④設定画面の表示
チャートの詳細設定を行うことができます。
⑤インディケーター
チャート上に表示するインディケーターを選択します。
⑥比較チャートの表示
Trading View社のチャートでは他の通貨ペアの推移をチャート上に表示させたり、チャートの下部に表示して比較することができます。
この場合は、ここから選択します。
⑦操作を戻す、先送り
TradingView社のチャートはチャートの設定や描画に関して、謝って操作してしまった場合は、この部分で1段階ずつ前に戻すことができます。
⑧チャートの全画面表示
チャートを全画面表示する場合はここをクリックします。
TradingView社のチャートの設定画面
Trading View社のチャート上部の歯車のマークの部分をクリックするとチャートの設定画面が表示され、チャートの設定を行うことができます。
タブごとに使い方をご案内します。
スタイル
Trading View社のチャートではチャートのデザインを自由に設定することができます。
「スタイル」のタブで、チャートの種類やデザインを設定することができます。
①チャートの種類
一般的なローソク足に加え、バーチャートやラインチャート、ポイント&フィギュアやラインブレイクチャート等、様々な種類のチャートを表示することができます。
②前バーの終値に基づいたバーの色
陽線、陰線の判断を前の足の終値を基準に考える場合にチェックを入れます。主に窓が開いた場合などに違いが発生します。
③ローソク足のデザイン
ローソク足の色の設定を自由に設定できます。
ローソク足:ローソク足の実体の色
枠:ローソク足の枠の部分の色
ヒゲ:ローソク足のヒゲの部分の色
④価格ライン
現在の価格水準を示すラインの太さを選択します。
横にスライドさせると太くなります。
⑤スケール
チャート上から注文パネルを出す際の「+」ボタンを右側に表示するか左側に表示するかを選択します。
⑥小数点表示
価格の小数点以下の数字を何桁まで出すかを選択することができます。
スケール
「スケール」のタブでは基本的にスケールに関する設定を行います。
①自動スケール
スケールを自動的に調整します。
②%
「%」にチェックを入れると、価格ではなくパーセンテージで表示します。
③ログスケール
「ログスケール」にチェックを入れると、スケールの幅を割合で変化する片対数目盛りにできます。
④スケール列のみ
インディケーターを表示しているとき、スケールはインディケーターの値も含めて調整されます。それに対し、「スケール列のみ」にチェックを入れると価格の部分のみに合わせて調整されます。
⑤スケールのロック
スケールを固定する場合にチェックします。
⑥トラックタイム
「トラックタイム」にチェックを入れると、複数のチャートを表示している際に、一つのチャートの時間に併せて他のチャートも同じ時間に移動します。
「上マージン」、「下マージン」、「右マージン」はチャートエリアの余白の大きさを調整します。
⑦左軸
スケールを左軸に表示します。
⑧右軸
スケールを右側に表示します。
⑨スケール部分に表示する項目
「カウントダウン」:直近の足の形成完了までの残り時間を表示します。
「シンボルの終値」:価格を表示します。
「インディケーターの終値」:インディケーターの値を表示します。
「シンボルラベル」:通貨ペア名を表示します。
「インディケーターラベル」:インディケーター名を表示します。
詳細ラベル:上記の表示が近づき、重なっている場合に重ならないように表示します。
背景
「背景」のタブではチャートの背景、グリッドライン、文字、クロスヘアーの色等を自由に設定できます。
①背景等
チャートの背景色、グリッドライン、文字、クロスヘアー等の配色、太さ、大きさ等を自由に設定できます。
②シンボル詳細
チャート上部に通貨ペア名、時間軸等を表示される場合はチェックを入れます。
③OHLC
チャートの上部に始値、高値、安値、終値を表示する場合はチェックを入れます。
④インディケーターのタイトル
インディケーターを表示させた際に、インディケーターの名前をチャート上部に表示させたい場合はチェックを入れます。表示させた場合はその名前の横でインディケーターの設定の変更や削除等を行うことができます。
⑤インディケーターの引数
インディケーターを表示させた際に、インディケーターのパラメーターをチャート上部に表示させたい場合はチェックを入れます。
⑥インディケーターの値
インディケーターを表示させた際に、インディケーターの値をチャートの上部に表示させたい場合はチェックを入れます。
⑦ナビゲーションボタン
チャートの下部に表示されるボタンです。チャートの拡大、縮小、先送り、最新の足へ移動等を行うことができます。
「マウスを移動時に表示させる」、「常に表示させる」、「常に非表示とする」から選択することができます。
タイムゾーン/セッション
タイムゾーン/セッション」タブではチャートの下部に表示される時間のタイムゾーンを選択します。
日本時間で表示したい場合は「(UTC+9)東京」を選択します。
トレーディング
「トレーディング」タブでは主にトレードに関する部分の設定を行います。
①ポジション表示
チャート上に保有中のポジションの情報を表示する場合はチェックを入れます。
通貨ペアごとの合計保有ポジション、平均持値、未確定損益が表示されます。
②注文表示
チャート上に注文中のオーダーを表示する場合にはチェックを入れます。
③左端の拡張
保有中のポジションの平均持値の水準、注文中のオーダーの水準のラインを現在から左側に表示する場合はチェックを入れます。
ラインの接続の部分ではそのラインの太さを選択します。
④約定を表示
注文が約定したときに、チャート上に約定した旨のアラートを出す場合はチェックを入れます。
⑤売買パネルを表示
チャート上に注文パネルを表示することができる売買パネルを表示する場合はチェックを入れます。
⑥注文確認が必要です
注文発注時に確認のアラートを出す場合はチェックを入れます。
⑦リジェクト注文のみを表示
注文がリジェクト(約定拒否)になった場合のみアラートを表示する場合はチェックを入れます。
⑧Show price levels with zero volume in DOM
fxTradeでは使用しないため、この項目は無視します。
TradingView社のチャートのインディケーターの表示方法
Tradingview社のチャートではインディケーターの表示はチャート上部のツールバーの中からインディケーターの部分をクリックします。 表示されたボックスの中から表示させたいインディケーターを選択します。
表示させたいインディケーター名をクリックするとチャート上に表示されます。
パラメーターを調整する場合、チャート上にインディケーター名を表示させている場合は、その表示名のよこの歯車のマークの部分をクリックするとパラメーターの設定画面が表示されます。
また、表示されているインディケーターをダブルクリックしてもパラメーターの設定画面が表示されます。
設定画面では「input」タブでパラメーターの変更を行うことができます。
また、「スタイル」タブでは色の設定を行うことができます。
インディケーター名の左の三角のボタンをクリックすると、ボリンジャーバンドのようにチャートの価格部分にオーバーレイするタイプのインディケーターを上下のサブチャートに分離して表示したり、RSIのような下のサブチャートに表示するタイプのインディケーターを、チャート上にオーバーレイさせて表示するというようなアレンジを行うこともできます。
三角の部分をクリックすると次のような選択ができます。
インディケーターの削除
表示中のインディケーターを削除する場合、インディケーター名をチャート上に表示している場合は、インディケーター名の右にある「×」の部分をクリックします。
また、インディケーターをクリックし、選択された状態で右クリックし「削除」を選択、またはDeleteキーを押しても削除することができます。
インディケーターの表示、非表示
インディケーターを一時的に非表示とする場合、インディケーター名をチャート上に表示している場合は、インディケーター名の右側の「目」のようなマークの部分をクリックします。
インディケーターをクリックし、右クリックして非表示に切り替えることもできます。
TradingView社のチャートの描画ツールの基本操作
TradingView社の描画ツールはチャートの左側に表示されています。
基本的な描画ツール
基本的な描画ツールは次の4つのボタンから選択します。
①ライン
トレンドラインや水平線、垂直線等の単純なラインを選択することができます。
②ピッチフォーク、フィボナッチ系ツール等
ピッチフォークやギャン系、フィボナッチ系のラインを選択することができます。
③図形等
四角形や三角形、自由なペンツール等、チャート上に描画するツールを選択することができます。
④文字等
単純な文字に加え、吹き出しで文字をチャート上に記入することができます。
⑤XABCD、エリオット波動等
ハーモニックパターンやエリオット波動等の分析に使用するラインを選択することができます。
基本的なラインの引き方
描画したいラインの種類を選択した後、ラインの開始地点と終点地点でクリックします。
ライン等の修正、削除
ライン等の細かい設定を行う場合は、ライン上でダブルクリックするとラインの詳細画面が表示されます。
「スタイル」のタブではラインの色や太さ、角度等の表示の選択を行うことができます。
「Coordinate」タブではラインの水準等を細かく設定することができます。
「Visibility」タブではどの時間軸のチャートで表示するかの選択を行うことができます。
ラインの色や太さ等の簡易的な変更は、チャート上に表示される描画ツールバーから変更することができます。
描画ツールバーの一番左の「×」ボタンを押すと削除されます。
また、ラインが選択されている状態で○の部分をドラッグするとラインを簡単に修正することができます。
その他の描画ツール
上記以外でもWeb版fxTradeでは様々な描画ツールが用意されています。
①特殊な描画ツール
「ロングポジション」「ショートポジション」は、想定する注文水準と利益確定水準、損失確定水準を指定することで損益比率を出すことが可能になるツールです。リスクに対してどの程度のリターンを得ることができるのかを測定することができます。
「予測」は将来の価格の到達点を示すことでそこまでの足の本数、pips数等を表示するツールです。
「日付範囲」、「価格レンジ」、「日付と価格範囲」は、四角を描いた部分の足の本数、価格の幅、その両方を表示するツールです。
「バーのパターン」は、選択した部分のバーの部分をコピーし、その他の部分に表示することができるツールです。
②アイコンの挿入
チャート上に様々なアイコン(印)を描画することができます。
便利ツール
チャートの左側の描画ツールバーの中段には便利なツールが用意されています。
①拡大ツール
チャート上で指定した部分を拡大するツールです。
②計測ツール
Shiftキーを押しながら囲んだ部分の足の本数、値幅を計測します。
描画の設定
チャートの左側の描画ツールバーの中段の下部分は描画の設定ツールです。
①マグネットモード
選択するとライン等が近くのローソク足の高値、安値に吸い付くようになり、トレンドライン等を引くときに重宝します。
②描画モードを維持
通常は1回ライン等を引く度にクロスヘアモードに切り替わりますが、「描画モードを維持」を選択すると続けてラインを引くことができます。
③すべての描画ツールのロック
すべての描画が変更できないように固定する場合に選択します。
④すべての描画ツールの非表示
すべての描画の表示、非表示の切り替えを行うことができます。
⑤描画のリンク
チャートに描画したものを他のチャートでも表示させたい場合に選択します。
その他
描画ツールバーの下段では情報ツリーを表示したり、全ての描画ツールを削除する機能があります。
①情報ツリーの表示
チャート上に表示されているもののリストを表示します。通貨ペア、インディケーター、描画等の一覧が表示されます。この情報ツリーから表示、非表示の切り替え、設定の変更、削除等を行うことができます。
②全ての描画ツールを削除
全ての描画を削除する場合に選択します。
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