FXに関するコラム・豆知識

先週はスイスフラン高、円安 今週は日欧等の消費者物価指数等に注目 OANDAラボ-マーケット最新情報(2023年4月17日)


先週のFX市場の動き


先週のFX市場は引き続きスイスフランやユーロが強いほか、カナダドルも強い動きとなりました。これに対し、円や米ドル、ポンドが比較的弱い動きとなりました。

【先週の主要8通貨の通貨別の騰落率】

最新の通貨別強弱(騰落率)グラフはこちら

【直近1ヶ月の主要8通貨の通貨の強弱チャート】

直近1ヶ月の通貨の強弱チャートを見ると、米ドルと円が弱いのに対し、スイスフラン、ユーロが強い状態です。

最新の主要通貨の強弱チャートはこちら

【先週のFXの主要28通貨ペアの騰落率ランキング】

最新の騰落率ランキングはこちら

 

主要通貨ペアの相関性分析

先週のドルストレートの相関性を見ると、米ドルは円以外の主要通貨に対し、似た動きをしていたようです。

【先週の主要ドルストレート通貨ペアの相関性】

円を含む通貨ペアも多少の相関性があるものの、それほど強くはなかったようです。

【先週のドル円、クロス円の相関性】

ユーロを含む主要な通貨ペアは全体的に低く、ユーロの強弱ははっきりとしていなかったようです。

【先週のユーロを含む主要な通貨ペアの相関性】

最新の相関性のチェックはこちら

 

先週の株価指数CFDの動き


米国市場

先週の米国の株価指数は底堅さを維持しています。

最新の主要の株価指数の変化率はここでチェック

 

欧州市場

欧州の株価指数CFDも全体的に底堅い動きが続いています。

最新の主要の株価指数の変化率はここでチェック

 

アジア・オセアニア市場

先週のアジア・オセアニアの株価指数CFDは日本やオーストラリアが底堅いのに対し、中国や台湾は上値の重い動きとなりました。

 

最新の主要の株価指数の変化率はここでチェック

【株価指数CFDの騰落率ランキング】

最新の騰落率ランキングはこちら

 

先週の商品CFDの動き


先週の商品CFDは天然ガスが反発に転じたほか、原油や農産物も上昇しています。

【商品CFDの騰落率ランキング】

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米国債利回りの推移


【残存期限別の米国債利回りの推移】

先週の米国債利回りは、全体的に緩やかな上昇となりました。

出所:U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY

米国債利回りの推移はこちら

 

【直近5週間の金曜日の米国債イールドカーブの比較】

直近5週の金曜日のイールドカーブを比較すると、依然として短期債利回りが長期債利回りを上回る「逆イールド」状態が続いています。

出所:U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY

米国債のイールドカーブの推移はこちら

   

Fedwatchツール


【直近5営業日のFedWatchToolにおける次回FOMC会合後の政策金利予測の推移】

CMEグループが公表するFedWatchToolでは、次回(2023年5月開催)のFOMCにおける政策金利は25bpの利上げとの見方が中心になりました。

出所:CMEグループ

FedWatchToolにおける次回FOMC会合時の政策金利予測の推移

 

OANDAのポジション、主要銘柄の値動き


FX

米ドル/円(USD/JPY)

先週のドル円は底堅いものの134.00に迫る水準で伸び悩む状態が続いています。

OANDAのオープンポジションを見ると、売買の偏りは少ない中、高値圏で推移しているため、苦しくなった売りポジションが増えています。

このため、下押した水準では安堵の買い戻し、高値を切り上げる場面では損切りの買いが増え、底堅い推移が続く可能性を見出すことはできそうです。

4時間足チャートを見ると134.00付近の水準で上値をが詰まる動きが続いており、まずはこの水準をしっかりと突破できるかに注目したいところです。

下押しの際は安値を結んだラインや直近の安値水準を守れるか等にも注目しながら、上昇基調が続くかを見守りたいです。

【USD/JPYの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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先週火曜日時点の投機筋の通貨先物市場の円のポジションは前週から大きな変化はなく、売りポジションに傾く状態が続いています。

【投機筋の通貨先物市場の円のポジションの推移(最終更新日2023/4/11)】

シカゴIMM通貨先物ポジションのチェックはこちら

ユーロ/米ドル(EUR/USD)

先週のユーロドルは序盤は底堅く、1.108付近まで上昇する動きとなりました。

OANDAのオープンポジションを見ると、売りポジション比率が少し高い中、高値圏で推移しているため、含み損を抱えた売りポジションが多く、下押した水準では安堵の買い戻し、高値を切り上げる動きとなると、損切りの買いが増え、底堅い推移が続く可能性を見出すことができそうです。

一方で直近の下押しでストレスを抱えた買いポジションも増えており、高値圏での利益確定、安値を切り下げる動きとなると損切りの売りが増える可能性にも少し注意が必要になりそうです。

4時間足チャートを見ると、上昇基調が続く中、下押しの際は安値を結んだラインや直近の安値水準を守れるか、上値を探る場面では直近の高値水準を突破できるか等に注目しながら、上昇基調継続の可能性を探っていきたいです。

【EUR/USDの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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先週火曜日時点のユーロの投機筋の通貨先物市場のポジションは買いポジションに傾く状況が続く中、先週も買いポジションが増加しています。

【投機筋の通貨先物市場のユーロのポジションの推移(最終更新日2023/4/11)】

シカゴIMM通貨先物ポジションのチェックはこちら

ポンド/米ドル(GBP/USD)

先週のポンドドルは底堅く、1.255付近まで上昇したものの、1.24付近まで下押して週末を迎えています。

OANDAのオープンポジションを見ると、売買の偏りは少ない中、高値圏で推移しているため、含み損を抱えた売りポジションが増えています。

このため、下押した水準では安堵の買い戻し、高値を切り上げる動きとなると、損切りの買いが増え、底堅い推移が続く可能性を見出すことができそうです。

一方で直近の下押しで苦しくなった買いポジションも少し増えており、上値を探る場面では安堵の利益確定売り、安値を切り下げる場面では損切りの売りが増える可能性にも少し注意が必要になりそうです。

4時間足チャートを見ると、上昇基調が続いていましたが、安値を結んだラインを割り込む状態が続き、上昇の勢いは少し和らいでいるようにも見えます。

反発の際は直近の高値水準を突破できるか、下押しの際は引き直したトレンドラインや直近の安値水準を守れるか等に注目しながら、上昇基調が続くかを見守りたいです。

【GBP/USDの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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先週火曜日時点のポンドの投機筋の通貨先物市場のポジションは買いポジションが増え、売買の偏りが少なくなりました。

【投機筋の通貨先物市場のポンドのポジションの推移(最終更新日2023/4/11】

シカゴIMM通貨先物ポジションのチェックはこちら

豪ドル/米ドル(AUD/USD)

先週の豪ドルは底堅いものの0.68に迫る水準では押し戻され、0.67付近で週末を迎えています。

OANDAのオープンポジションを見ると、買いポジション比率が高い中、直近の下押しで含み損を抱えた買いポジションが少し多い状況です。

このため、反発した水準では安堵の利益確定売り、安値を切り下げる動きとなると、損切りの売りが増え、上値の重い推移が続く可能性を見出すことはできそうです。

4時間足チャートを見ると、方向感を見出しにくい動きが続いています。

反発の際は直近のレジスタンス水準となる0.68付近をしっかりと突破できるか、下押しの際は直近の安値水準を守れるか等に注目しながら、根気強く方向感を探っていきたいです。

【AUD/USDの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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豪ドルの投機筋の通貨先物市場のポジションは売りポジションに傾く状況が続く中、売りポジションの比率が増加しています。

【投機筋の通貨先物市場の豪ドルのポジションの推移(最終更新日2023/4/11)】

投機筋の通貨先物ポジションのチェックはこちら

CFD

米国S&P株価指数500(US500)

先週のUS500は高値圏で揉み合う動きが続いています。

OANDAのオープンポジションを見ると売買の偏りは少ない中、高値圏での推移が続いているため、売りポジションの多くが含み損を抱えている状況です。

このため、下押した水準では安堵の買い戻し、高値を切り上げる場面では損切りの買いが増え、底堅い推移が続く可能性を見出すことはできそうです。

4時間足チャートを見ると、安値、高値を切り上げ、上昇基調が続いていますが上昇の勢いは和らいでいるようにも見えます。

上値を探る場面では高値を切り上げることができるか、下押しの際は安値を結んだラインや直近の安値水準を守れるか等に注目しながら、上昇基調を維持できるかを見守りたいところです。

【US500の4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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先週火曜日時点の投機筋の先物市場のS&P500 E-miniのポジションは引き続き売りポジションに傾く状況が続いています。

【投機筋の先物市場のS&P500 E-miniのポジションの推移(最終更新日2023/4/11)】

投機筋の株価指数先物市場のポジションのチェックはこちら


今週の注目材料


 

2023/04/17(月)

21:30 カナダ 2月卸売売上高 

21:30 カナダ 2月対カナダ証券投資額

21:30 米国 4月ニューヨーク連銀製造業景気指数

23:00 米国 4月NAHB住宅市場指数

0:00 ユーロ ラガルドECB総裁、発言

2023/04/18(火)

5:00 米国 2月対米証券投資

10:30 オーストラリア RBA金融政策会合議事要旨公表

11:00 中国 1-3月期四半期GDP

11:00 中国 3月小売売上高・鉱工業生産

15:00 英国 3月雇用統計

18:00 ドイツ 4月ZEW景況感調査期待指数 

18:00 ユーロ 2月貿易収支

18:00 ユーロ 4月ZEW景況感調査

21:30 カナダ 3月消費者物価指数

21:30 米国 3月住宅着工件数、建設許可件数

2023/04/19(水)

13:30 日本 2月鉱工業生産

15:00 英国 3月消費者物価指数

17:00 ユーロ 2月経常収支

18:00 ユーロ 2月建設支出

18:00 ユーロ 3月消費者物価指数

20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数前週比 

21:15 カナダ 3月住宅着工件数

21:30 カナダ 3月原料価格指数 

21:30 カナダ 3月鉱工業製品価格

2023/04/20(木)

3:00 米国 ベージュブック

8:50 日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況対内

8:50 日本 3月貿易統計

13:30 日本 2月第三次産業活動指数

15:00 ドイツ 3月生産者物価指数

15:45 フランス 4月企業景況感指数

20:30 ユーロ 欧州中央銀行ECB 理事会議事要旨

21:30 米国 4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数

21:30 米国 前週分新規失業保険申請件数

23:00 ユーロ 4月消費者信頼感速報値 

23:00 米国 3月中古住宅販売件数 

23:00 米国 3月景気先行指標総合指数 

2023/04/21(金)

8:01 英国 4月GFK消費者信頼感調査

8:30 日本 3月全国消費者物価指数

15:00 英国 3月小売売上高前年同月比 

16:15 フランス 4月サービス業PMI(速報値)

16:15 フランス 4月製造業PMI(速報値)

16:30 ドイツ 4月サービス業PMI(速報値)

16:30 ドイツ 4月製造業PMI(速報値) 

17:00 ユーロ 4月サービス業PMI(速報値)

17:00 ユーロ 4月製造業PMI(速報値) 

17:30 英国 4月サービス業PMI(速報値)

17:30 英国 4月製造業PMI(速報値) 

21:30 カナダ 2月小売売上高 

22:45 米国 4月4月サービス業PMI(速報値)

22:45 米国 4月4月製造業PMI(速報値) 

22:45 米国 4月総合PMI(速報値)

 

主要な経済指標・中央銀行のイベントの予定はこちら

過去の経済指標の推移はこちら

 
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