TradingView(トレーディングビュー)で「すべてのローソク足パターン」を設定する方法
TradingView(トレーディングビュー)で「すべてのローソク足パターン」を設定する方法を紹介します。
「すべてのローソク足パターン」は、指定したすべてのローソク足パターンの出現箇所を、まとめて自動検出するインジケーターです。
チャートにセットすると、ローソク足パターンが出現した場所に個々にラベルが表示されます。
複数のローソク足パターンを同時に検出したい場合に役立ちます。
「すべてのローソク足パターン」にはどのような設定があるのかを、ここで確認しておきましょう。
「すべてのローソク足パターン」をチャートに追加する方法
TradingViewでチャート上に「すべてのローソク足パターン」を追加する方法は次の通りです。
TradingViewを立ち上げ、チャート上部のツールバーにある「インジケーター」をクリック、もしくはチャートのローソク足の上で右クリック→「~でインジケーター/ストラテジーを追加」をクリックします。
インジケーターウィンドウが開くので、「テクニカル」→「パターン」から「*すべてのローソク足パターン*」をクリックします。
これで、チャートにすべてのローソク足パターンを表示できます。
なお、パターン画面内は「チャートパターン」と「ローソク足パターン」にカテゴリーが分かれており、「*すべてのローソク足パターン*」は後者にリストされています。
「すべてのローソク足パターン」の設定画面の使用方法
ローソク足パターンの設定画面は、「表示中のローソク足パターンのラベルをダブルクリック」「チャート左上のローソク足パターン名をダブルクリック」「ローソク足パターン名にマウスカーソルを合わせると出てくる歯車の形をした設定アイコンをクリック」のいずれかで表示できます。
他にもやり方はいくつかありますが、簡単なのはこの3つです。
「すべてのローソク足パターン」の設定画面は、「パラメーター」「スタイル」「可視性」に分かれており、画面上部のタブで切り替えができます。
全ての設定が完了したら、画面右下の「OK」をクリックしましょう。
なお、「OK」の左側にある「デフォ…」をクリックすると、設定のリセットや設定の保存が可能です。
「パラメーター」の設定内容
「パラメーター」では、表示するローソク足パターンのトレンド検出に使用する方法やラベルの色、タイプなどを設定します。
①Detect Trend Based On
トレンドを考慮した検出に使用する方法を選択します。
デフォルトは「SMA50」です。
- ・SMA50(期間50の単純移動平均線を使って検出します)
- ・SMA50, SMA200(期間50と期間200の単純移動平均線を使って検出します)
- ・No detection(トレンドを考慮せずローソク足の形のみで検出します)
②Label Color Bullish
強気のローソク足パターンの検出箇所に表示するラベルの色と不透明度を設定します。
③Label Color Bearish
弱気のローソク足パターンの検出箇所に表示するラベルの色と不透明度を設定します。
④Label Color Neutral
強気にも弱気にも分類されないローソク足パターンの検出箇所に表示するラベルの色と不透明度を設定します。
⑤Pattern Type
検出するローソク足パターンのタイプを選択します。
デフォルトは「Both」です。
- ・Bullish(強気のローソク足パターンと、強気にも弱気にも分類されないローソク足パターンを検出します)
- ・Bearish(弱気のローソク足パターンと、強気にも弱気にも分類されないローソク足パターンを検出します)
- ・Both(全てのタイプのローソク足パターンを検出します)
⑥検出するローソク足パターンを個別で指定
デフォルトでは、「Abandoned Baby(捨て子線)」「Doji(同時線)」「Dragonfly Doji(トンボ)」「Engulfing(包み線)」「Hammer(カラカサ)」の5種類のローソク足パターンが選択されています。
「スタイル」の設定内容
「スタイル」では、ローソク足パターン検出箇所のラベルの表示/非表示を設定します。
①Labels
ローソク足パターンを検出した箇所のラベルの表示/非表示を設定します。
②精度
ローソク足パターンでは特に設定する必要はありません。
「可視性」の設定内容
「可視性」では、「すべてのローソク足パターン」の表示/非表示を時間軸ごとに設定します。
チェックボックスにチェックを入れた時間軸でのみ「すべてのローソク足パターン」が表示される仕組みで、チェックをはずすと非表示に切り替わります。
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