矢口新の相場力アップドリル 為替編 | FX/CFD初級者〜中級者向け書籍
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矢口新の相場力アップドリル 為替編
あなたは、次の問いに答えられますか?
相場参加者の事情
本書の前半では相場の仕組みを理解することに重点を置いています。
・相場の参加者が誰か
・参加者の行動が相場にどのような影響を与えるのか
・各参加者がどのくらいの期間ポジションを保有するのか
を考察しています。
相場の仕組みをしっかりと理解することで、理解が深まり、各種経済イベントや要人のコメントなどが
どのような影響を及ぼすかを考える上での土台を作ります。
本書で紹介されているように、一方通行の取引となる実需の取引があるのに対し、
買ったら必ず決済の売り、売ったら必ず決済の買いを入れなければならない投機の参加者が
どの時点で取引を行うのか、利益確定、損切りせざるを得なくなるのか、時間的制限などを考えると、
値動きの予想を立てやすくなると思います。
このようなことが起こった場合の相場へのインパクトは?
本書では、ドリル形式で様々な起こりうる事象に関して例をあげ、
その事象が相場へ与えるインパクト、時間的な影響を説明しています。
この本が出版されたのは10年以上前と少し古いですが、現在でも起こりうる普遍的な事象が多く、
現在の相場へのインパクトに関しても納得できる内容となっています。
例えば、本書で紹介されているように、地政学リスクが高まったときの相場へのインパクトは短期的なものになることが多くなります。
このことを知っていると、地政学リスクが高まり、急落した時につられてツッコミ売りをしてしまい、
利食い売りによる反発に捕まり、苦しい思いをしてしまうようなリスクが軽減すると思います。
また、各種経済指標のインパクトに関しても参考になると思います。
「この経済指標は注目されていて、市場予想を上回る好結果となったから、上昇するはずだ」と思っていたのに、
その後思うように価格が伸びないというようなことが多く悩んでいる方がいたら、この書籍が役に立ちそうです。
経済指標発表前後、どのような参加者が買いその参加者はどの程度の長さポジションを保有し、
決済をするかを考えると答えが見えてくるかもしれません。
相場には本書で紹介しているように日計りの参加者も一定数入れば、少し長めにポジションを持つ参加者もいます。
ただし、プロの投機筋は時間的な制限を抱えている参加者も多く、一定の期間で決済を行わなければならないという事情があります。
また、損失が一定水準に達した場合はその時点で決済しなければならない参加者もいます。
このような事情を考えながらチャート分析を行っていくと相場参加者の心理状態も把握しやすくなり、
より効率的なテクニカル分析を行うことができるようになると思います。
相場へのインパクトをグラフでわかりやすく表示
本書ではボラティリティーの大きさを縦軸、時間的なインパクトを横軸に採り、相場へのインパクトを視覚的にわかりやすく表示しています。
上の部分に色が付いて入れば、相場に与える価格的なインパクトは大きいことが想定される内容、
右方向に色が付いて入れば時間的に長く影響が出る内容となっています。
絶対的なものではないものの、これらを把握しておくと突発的に何か起きた時でも慌てずに対応できるようになりそうです。
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