Oanda Keltner indicatorとは?設定方法を紹介
Oanda Keltner indicator(ケルトナー・チャネル)とは?
Oanda Keltner indicatorとはMT4(メタトレーダー4)のチャート上にケルトナー・チャネルを表示させるインジケーターです。
ケルトナー・チャネルは先物市場のトレーダーであるチェスター・ケルトナーによって考案されたテクニカル指標です。
移動平均線を元にその上下にATR(平均値幅)のラインを加え、下のチャートのように3本のラインを表示させるテクニカル指標です。
一見、ボリンジャー・バンドのように見えますが、標準偏差を用いて上下のラインを引くボリンジャー・バンドに比べると収縮率は小さくなるというのがケルトナー・チャネルの特徴です。
そのため、使い方も多少異なり、ケルトナー・チャネルはトレンド・フォローを行う場面で主に使用するインジケーターです。
為替相場では価格が一方向に向かって動くトレンドが発生する場面があります。そのトレンドの発生を上下のラインを用いて判断します。上のライン(アッパーライン)を抜ける動きとなると上昇トレンドの発生を疑い、下のライン(ロウアーライン)を下抜けると下降トレンドの発生の可能性を疑います。
また、トレンド発生後においては、この3本のラインがそれぞれサポート、レジスタンスとなることが多くなるため、損切りの水準を考える際や押し目買い、戻り売りを検討する場面でこれらのラインが目安となります。
ケルトナー・チャネルの設定
ケルトナー・チャネルのMT4上の設定画面は次のようになります。
パラメーターの設定項目は次の通りです。
Moving average type:移動平均線の種類を選択します。(デフォルトはEMA)
Price for Moving average:移動平均線を算出する際の価格を指定します。(デフォルトは高値と安値の平均)
Moving average period:移動平均線の期間を設定します。(デフォルトは20)
ATR period:ATRの期間を選択します。(デフォルトは10)
ATR multiple:ATRを何倍の幅にするかを設定します。(デフォルトは2.0)
Alerts when price crosses upper/lower chanel:アッパーライン、ロウアーラインを抜けたらアラートを出す場合は「Yes」を選択します。
基本的にはデフォルトの設定で問題ないと思いますが、より長い期間のものを確認したい場合には各期間を長めに設定したり、ボラティリティの大きな通貨ペアで使用する場合はATRの幅を広めに取るなどの工夫をすることができます。
色の設定タブでは色を調整することができます。
3本のラインのそれぞれの色を設定することが可能です。
0:中心の移動平均線の色
1:アッパーライン(上のライン)の色
2:ロウアーライン(下のライン)の色
Oanda Keltnerの使い方の紹介動画
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