TradingViewの内蔵ストラテジー「BarUpDn Strategy」のロジック概要や注意点を解説
この記事では、TradingViewにデフォルトで内蔵された「BarUpDn Strategy」について紹介します。
1.ロジック概要
現在の陽線の始値が、1本前の終値よりも高いという条件を満たしていれば、次のローソク足の始値でロングのエントリーをします。
逆に陰線の始値が、1本前の終値よりも低ければ、次のローソク足の始値でショートのエントリーをします。
これらの条件は、2本のローソク足の間にギャップが生じていることを意味するため、ギャップが生じうる可能性のある市場でのみシグナルを出します(FXの場合は、基本的に現在の足の始値=1本前の終値となるため、シグナルが出ません)。
これらの条件を満たした場合に、上昇トレンドや下降トレンドのスタートであるとみなしてトレードするストラテジーです。
それぞれ反対側のシグナルが出たところでドテンの売買を行います。
2.ストラテジーテスター
パラメーターは、決済に関する設定の1種類のみです。
1日あたりの損失率が、ここで設定する数値を超えると、全てのポジションが決済されます。
【パラメーター初期設定】
Max Intraday Loss(%) | 1(1日あたりの損失率:%) |
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【プロパティ初期設定】
初期資金 | 1,000,000(ストラテジーで取引可能な初期資金) |
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基準通貨 | デフォルト(ストラテジーの計算や結果に使われる通貨) |
発注サイズ | 10%(資産比) |
ピラミッディング | 1注文(同じ方向に連続してエントリーできる最大数) |
このストラテジーのシグナルは、発生頻度が高いのが特徴です。
明確なトレンドが出ていない場合はダマシになりやすく、相場に方向感のない場合は連続して負けトレードが続いてしまう傾向にあります。
以下のテストは、すべてデフォルト設定で行っています。
【ファーストリテイリング 1時間足】
ほどよくトレンドが出ている場合、右肩上がりの損益グラフとなりました。
とはいえ、勝率は39.73%と決して高くありません。
【楽天 1時間足】
相場に方向感がないと苦戦します。
勝率は39.08%、プロフィットファクターは0.983と不安定な成績でした。
このストラテジーは、相場環境によって成績に大きな差が生まれそうです。
デフォルトの発注サイズが「資産比10%」というのも影響し、低勝率、低プロフィットファクターだとドローダウンが大きくなってしまう傾向にあります。
3.注意すべきポイント
- ・基本的にFXではシグナルが出ず、株式や株価指数が対象となる
- ・シグナルの発生頻度が高く、ダマシが多い
- ・デフォルトの発注サイズが「資産比10%」
- ・銘柄や時間軸選びが重要
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