TradingView(トレーディングビュー)で「一目均衡表9週足」を表示する方法
TradingViewのプラン=全プラン対応
対象読者=初級以上
一目均衡表9週足とは
一目均衡表9週足とは、一目山人が「一目均衡表週間編」で示された考え方で、当週の終値と9週前の始値で陰線・陽線を作成し、その陽連(陽線が続くこと)、陰連(陰線が続くこと)でトレンド判断を簡単に行おうとする手法です。
TradingView(トレーディングビュー)のデフォルト指標には無いのですが、平均足のようにトレンドを明確に示してくれ使い勝手も良いので自作してコミュニティスクリプトとして公開していますので、これは良さそうだと思われたらぜひ使ってみてください。
一目均衡表9週足を使う
TradingViewでテクニカル指標を追加する方法は以下のリンクをご参照ください。
参考記事:TradingViewにインジケーターを表示する方法や削除方法
一目均衡表9週足は9Week_Candleという名前で公開していますので、検索に9Weekと入れて選択してください。
チャート上での表示名は「nPeriod Candle」で、時間枠もパラメータも自由に選択できるようになっています。
上述したように当週の終値と9週前の始値で陰線・陽線を作成し、それをサブチャートに表示するようになっています。
一目均衡表9週足では通常ローソク足の実体部分のみを表示し、上ヒゲ・下ヒゲは表示しませんので、以下のようにヒゲを背景色と同一にする(ここでは白背景なので白に変更)ことで実現できます。
上ヒゲ・下ヒゲは表示したままでも問題ありませんので、実際のレンジ等も把握したい場合にはそのままにしておいてもよいでしょう。
NYダウCFDの週足チャートに表示すると以下のようになります。
ローソク足の陰陽よりも9週足の陰陽のほうが一貫性があり、よりトレンドを明確に示していることがおわかりいただけるのではないでしょうか。
日足チャートと26日足
一目均衡表では基本数値として9以外にも26がよく使われますが、おなじNYダウCFDを日足チャートで見て、26日足を表示してみましょう。
パラメータの期間を26にするだけです。
一段とトレンドが明確に示されていることがわかりますね。
どのようなプロダクトでもどのような時間枠のチャートでも使えますし、パラメータも9と26が一般的ですが基本数値にこだわる必要もありませんので、ご自身が使いやすいパラメータも試してみてください。
本記事の監修者・山中康司氏
- 1982年慶応義塾大学卒業後、アメリカ銀行に入行。トレーディング業務に従事し、1989年バイスプレジデント。
- 1997年日興証券に移り、1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。
- 2002年金融コンサルティング会社アセンダントを設立、取締役に就任。
- 2019年よりTradingView日本マーケットの責任者。
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