マルチタイムフレームMACDとは？使い方や設定方法を紹介
マルチタイムフレームのMACD（Multi＿MACD）とは？
上位の時間足のMACDを表示
マルチタイムフレーム仕様のMACDとは、表示している時間足よりも長い時間足のMACDをMT5、MT4上に表示することができるインジケーターです。
例えば、下の図のように1時間足チャート上に4時間足のMACDを表示するといったことができるようになります。
長い足のMACDを表示することで中長期のトレンドの勢いを把握しながら分析を行うことができます。
【1時間足のチャートに4時間足のMACDを表示した例】
上位足のトレンドを把握し、エントリーのタイミングを検討
マルチタイムフレームのMACDを表示すると、時間足を切り替えることなく、上位足のトレンドの勢いを探ることができます。
次の図はドル円の1時間足のチャート上に4時間足のMACDを表示したものです。チャート中央部分では、4時間足のMACDが０より下でシグナルを上抜ける動きとなり、さらには、MACDが０を上抜け、4時間足では、上昇の勢いが強くなっていることを示しています。
このように大きな流れが上向きのときは、買い中心のトレードを行う方が成功率が高いと判断することができるので、今度は1時間足のチャートのインジケーター等で押し目買いのポイントを探ると上位足のトレンドに逆らわないトレードを行うことができます。
【1時間足のチャートに4時間足のMACDを表示し、ストキャスティクスで押し目を探した例】
OANDA Multi_MACDのインストール方法
OANDA Multi_MACDはこちらからダウンロードすることができます。
インジケーターのダウンロードが完了したら、MT5またはMT4のメニューの「ファイル」→「データフォルダを開く」をクリックします。
表示されるエクスプローラーの「MQL5」フォルダ（MT4の場合はMQL4）内の「indicators」のフォルダの中にダウンロードしたex5ファイル（MT5の場合）、またはex4ファイル（MT4の場合）をコピーし張り付けます。
エクスプローラーを閉じ、最後にMT5またはMT4を再起動すると、インストールが完了します。
OANDA Multi MACDの設定方法
OANDA Multi MACDを表示するには、チャートを選択した上で、ナビゲーター内の「OANDA_Multi_MACD」をダブルクリック、またはチャート上にドラッグ＆ドロップします。
表示される設定画面で設定を行います。
設定項目
最初にMT5の場合は「仕様」タブ、MT4の場合は、「全般」タブの「DLLの使用を許可する」の部分にチェックを入れます。
【MT5の場合】
【MT4の場合】
その他の設定は主に「インプット（MT4の場合はパラメーターの入力）」タブで行います。
主な設定項目は次の通りです。
| 変数名 | 内容 |
|---|---|
| 時間足 | どの時間足のMACDを表示するかを選択します。currentを選択すると、表示している時間足のMACDを表示します。デフォルトはcurrentです。 |
| 短期の期間 | MACDを算出するための短期のEMAの期間を指定します。デフォルトは12です。 |
| 長期の期間 | MACDを算出するための長期のEMAの期間を指定します。デフォルトは26です。 |
| シグナル算出の期間 | シグナル算出のための移動平均の期間を指定します。デフォルトは9です。 |
| シグナル算出の移動平均の期間 | シグナル算出のための移動平均の種類を指定します。デフォルトはExponential（EMA）です。 |
| 適用価格 | MACD算出の計算に使う価格の種類を指定します。デフォルトはClose price（終値）です。 |
また、必要に応じて、カラー（MT4の場合は色の設定）タブで色やラインの種類、太さを調整することができます。
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