MT5(メタトレーダー5)のグラフィック系オブジェクトの表示方法
MT5のグラフィック系オブジェクト
MT5ではチャート上にテキストやラベル、ボタン、ビットマップ画像などを表示することができます。
【MT5のグラフィック系オブジェクトの種類】
①テキスト:文字をチャートの指定した場所に表示します。表示した時間、価格に固定されるため、時間の経過に併せて、見えなくなります。
②ラベル:文字をチャートの指定した場所に表示します。テキストとは異なり、時間、価格で固定されないため、、時間が経過したり、スクロールしても常にチャート上の一定の位置に表示されます。
③ボタン:チャート上にボタンを表示することができます。テキストとは異なり、時間、価格で固定されないため、、時間が経過したり、スクロールしても常にチャート上の一定の位置に表示されます。
④チャート:チャート上に小さなチャートを表示することができます。テキストとは異なり、時間、価格で固定されないため、、時間が経過したり、スクロールしても常にチャート上の一定の位置に表示されます。
⑤ビットマップ:ビットマップファイルをチャート上に表示する場合に使います。表示位置はテキスト同様に表示した時間、価格に固定されるため、時間の経過に併せて、見えなくなります。
⑥ビットマップラベル:ビットマップ同様にチャート上にビットマップファイルを表示させますが、On、Offで表示する画像を切り替えることができます。主にMQL5のプログラミングで使用します。
⑦編集:編集はチャート上にテキストを表示します。ラベル同様に時間、価格で固定されないため、、時間が経過したり、スクロールしても常にチャート上の一定の表示されます。また、この編集の内容はMQL5のプログラムで読み込むことができるので、プログラミングの際に使うことができるオブジェクトです。
⑧イベント:チャート下部の時間軸付近に経済イベント等が行われる時間にラベルを表示することができます。
⑨長方形ラベル:チャート上に長方形のラベルを表示します。
MT5のグラフィック系オブジェクトの表示方法
グラフィック系オブジェクトを表示する場合はメニューの「挿入」の「オブジェクト」内の「グラフィック」の中から使いたいオブジェクトを選択します。
また、ツールバーのカスタマイズで設定すると、ツールバーからこれらのツールを起動することができます。
【ツールバーのトレンドライン等の部分で右クリックし、カスタマイズ】
テキストの表示方法
MT5のメニューの「挿入」から「オブジェクト」内の「グラフィック」から「テキスト」を選択後、テキストを表示したい位置でクリックすると、テキストボックスがチャート上に表示されます。
テキストが選択された状態でボックス内で右クリックすると、プロパティ画面を表示することができます。設定はこのプロパティ画面で行います。
プロパティ画面の「共有」タブで表示する文字列や色を選択し、「パラメータ」タブで表示位置やフォントなど細かい部分を設定することができます。「表示選択」タブでは表示する時間軸を指定することもできます。
「共有」タブでは、次の項目を設定します。
①オブジェクトの名前を設定します。
②表示するテキストを編集します。
③表示する文字の色を設定します。
④オブジェクトをチャートの背後に表示する場合はチェックを入れます。
⑤選択できなくする場合はチェックを入れます。
「パラメータ」タブでは、次の設定を行います。
①オブジェクトを表示する時間を指定します。
②オブジェクトを表示する価格水準を指定します。
③オブジェクトに角度をつける場合は角度を入力します。
④テキストのフォント、サイズを指定します。
オブジェクトのアンカーの表示位置を指定します。
ラベルの表示方法
MT5のメニューの「挿入」から「オブジェクト」内の「グラフィック」から「ラベル」を選択後、ラベルを表示したい位置でクリックすると、ラベルがチャート上に表示されます。
ラベルが選択された状態でボックス内で右クリックすると、プロパティ画面を表示することができます。設定はこのプロパティ画面で行います。
プロパティ画面の「共有」タブで表示する文字列や色を選択し、「パラメータ」タブで表示位置やフォントなど細かい部分を設定することができます。「表示選択」タブでは表示する時間軸を指定することもできます。
「共有」タブでは、次の項目を設定します。
①オブジェクトの名前を設定します。
②表示するテキストを編集します。
③表示する文字の色を設定します。
④オブジェクトをチャートの背後に表示する場合はチェックを入れます。
⑤選択できなくする場合はチェックを入れます。
「パラメータ」タブでは、次の設定を行います。
①オブジェクトを表示する位置をX軸(横の位置)で指定します。
②オブジェクトを表示する位置をY軸(縦の位置)で指定します。
③オブジェクトのアンカーの表示位置を指定します。
④位置を指定する際に基準となる位置を指定します。
⑤テキストのフォント、サイズを指定します。
⑥オブジェクトの大きさを幅、高さで指定、角度も指定できます。
ボタンの表示方法
MT5のメニューの「挿入」から「オブジェクト」内の「グラフィック」から「ボタン」を選択後、ボタンを表示したい位置でクリックすると、ボタンがチャート上に表示されます。
ボタンをダブルクリックで選択した状態でボックス内で右クリックすると、プロパティ画面を表示することができます。設定はこのプロパティ画面で行います。
プロパティ画面の「共有」タブで表示する文字列や色を選択し、「パラメータ」タブで表示位置やフォントなど細かい部分を設定することができます。「表示選択」タブでは表示する時間軸を指定することもできます。
「共有」タブでは、次の項目を設定します。
①オブジェクトの名前を設定します。
②ボタン上に表示するテキストを編集します。
③ボタン上に表示する文字の色を設定します。
④オブジェクトをチャートの背後に表示する場合はチェックを入れます。
⑤選択できなくする場合はチェックを入れます。
「パラメータ」タブでは、次の設定を行います。
①オブジェクトを表示する位置をX軸(横の位置)、Y軸(縦の位置)で指定します。
②オブジェクトの大きさを幅、高さで指定を指定できます。
③位置を指定する際に基準となる位置を指定します。
④ボタンの状態(On、Off)を指定します。
⑤ボタンの背景色を指定します。
⑥ボタンの境界線のデザインを指定します。
⑦文字のフォント、サイズを指定します。
チャート(ミニチャート)の表示方法
MT5のメニューの「挿入」から「オブジェクト」内の「グラフィック」から「チャート」を選択後、チャートを表示したい位置でクリックすると、チャートがチャート上に表示されます。
チャートをダブルクリックで選択した状態でボックス内で右クリックすると、プロパティ画面を表示することができます。設定はこのプロパティ画面で行います。
プロパティ画面の「共有」タブで表示するオブジェクトの名前等を設定し、「パラメータ」タブで表示位置など細かい部分を設定することができます。「表示選択」タブでは表示する時間軸を指定することもできます。
「共有」タブでは、次の項目を設定します。
①オブジェクトの名前を設定します。
②チャートの説明を入力します。
③表示したチャートを選択中の枠の色を設定します。
④オブジェクトをチャートの背後に表示する場合はチェックを入れます。
⑤選択できなくする場合はチェックを入れます。
「パラメータ」タブでは、次の設定を行います。
①オブジェクトを表示する位置をX軸(横の位置)、Y軸(縦の位置)で指定します。
②オブジェクトの大きさを幅、高さで指定します。
③位置を指定する際に基準となる位置を指定します。
④日付、価格のスケールの表示の有無を指定します。
⑤スケールの幅を指定します。右にスライドすると拡大、左にスライドすると縮小します。
⑥ボタンの境界線のデザインを指定します。
⑦文字のフォント、サイズを指定します。
ビットマップの表示方法
ビットマップは予め用意したビットマップ画像をチャート上に表示させる機能です。このため、最初にビットマップ画像を用意する必要があります。
ビットマップファイル(bmp形式のファイル)を用意し、MT5のメニューの「ファイル」から「データフォルダを開く」を選択し、「MQL5」ファイル内の「Images」ファイル内にbmpファイルを保存します。
準備ができたら、メニューの「挿入」から「オブジェクト」内の「グラフィック」から「ビットマップ」を選択後、ビットマップを表示したい位置でクリックすると、プロパティ画面ががチャート上に表示されます。
プロパティ画面の「共有」タブでオブジェクトの名前等を選択し、「パラメータ」タブで表示位置など細かい部分を設定することができます。「表示選択」タブでは表示する時間軸を指定することもできます。
「共有」タブでは、次の項目を設定します。
①オブジェクトの名前を設定します。
②画像の説明を入力します。
③表示したチャートを選択中の枠の色を設定します。
④オブジェクトをチャートの背後に表示する場合はチェックを入れます。
⑤選択できなくする場合はチェックを入れます。
「パラメータ」タブでは、次の設定を行います。
①オブジェクトを表示する位置を日付、価格で指定することができます。
②表示したいビットマップファイルを指定します。
③表示する画像の幅が表示されます。
④表示する画像の高さが表示されます。。
⑤オブジェクトのアンカーの位置を指定します。
ビットマップラベルの表示方法
ビットマップラベルもビットマップ同様に、最初にビットマップ画像を用意する必要があります。
ビットマップファイル(bmp形式のファイル)を用意し、MT5のメニューの「ファイル」から「データフォルダを開く」を選択し、「MQL5」ファイル内の「Images」ファイル内にbmpファイルを保存します。
準備ができたら、メニューの「挿入」から「オブジェクト」内の「グラフィック」から「ビットマップラベル」を選択後、ビットマップラベルを表示したい位置でクリックすると、プロパティ画面ががチャート上に表示されます。
プロパティ画面の「共有」タブで表示する文字列や色を選択し、「パラメータ」タブで表示位置など細かい部分を設定することができます。「表示選択」タブでは表示する時間軸を指定することもできます。
「共有」タブでは、次の項目を設定します。
①オブジェクトの名前を設定します。
②画像の説明を入力します。
③表示したチャートを選択中の枠の色を設定します。
④オブジェクトをチャートの背後に表示する場合はチェックを入れます。
⑤選択できなくする場合はチェックを入れます。
「パラメータ」タブでは、次の設定を行います。
①オブジェクトを表示する位置をX軸(横の位置)、Y軸(縦の位置)で指定します。
②オブジェクトの大きさを幅、高さが表示されます。
③オブジェクトのアンカーの位置を指定します。
④位置を指定する際に基準となる位置を指定します。
⑤ビットマップの状態を「On」「Off」で指定することができます。
⑥状態が「On」の場合に表示する画像、「Off」の場合に表示する画像を指定します。
編集ラベルの表示方法
MT5のメニューの「挿入」から「オブジェクト」内の「グラフィック」から「編集」を選択後、編集ラベルを表示したい時刻の位置でクリックすると、チャート上に編集ラベルが表示されます。
オブジェクトをダブルクリックで選択した状態でボックス内で右クリックすると、プロパティ画面を表示することができます。設定はこのプロパティ画面で行います。
プロパティ画面の「共有」タブで表示する文字列や色を選択し、「パラメータ」タブで表示位置など細かい部分を設定することができます。「表示選択」タブでは表示する時間軸を指定することもできます。
「共有」タブでは、次の項目を設定します。
①オブジェクトの名前を設定します。
②編集ラベル内に表示するの文言を入力します。
③編集ラベルの文字の色を設定します。
④オブジェクトをチャートの背後に表示する場合はチェックを入れます。
⑤選択できなくする場合はチェックを入れます。
「パラメータ」タブでは、次の設定を行います。
①オブジェクトを表示する位置をX軸(横の位置)、Y軸(縦の位置)で指定します。
②オブジェクトの大きさを幅、高さで指定します。
③位置を指定する際に基準となる位置を指定します。
④背景の色を選択します。
⑤境界線の種類を選択します。
イベントの表示方法
MT5のメニューの「挿入」から「オブジェクト」内の「グラフィック」から「イベント」を選択後、イベントを表示したい時刻の位置でクリックすると、時間軸の上にイベントのオブジェクトが表示されます。
オブジェクトをダブルクリックで選択した状態でボックス内で右クリックすると、プロパティ画面を表示することができます。設定はこのプロパティ画面で行います。
プロパティ画面の「共有」タブで表示するラベルの色等を選択し、「表示選択」タブでは表示する時間軸を指定することもできます。
「共有」タブでは、次の項目を設定します。
①オブジェクトの名前を設定します。
②イベントの説明を入力します。
③表示したチャートを選択中の枠の色を設定します。
④オブジェクトをチャートの背後に表示する場合はチェックを入れます。
⑤選択できなくする場合はチェックを入れます。
四角形ラベルの表示方法
メニューの「挿入」から「オブジェクト」内の「グラフィック」から「四角形」を選択後、四角形ラベルを表示したい位置でクリックすると、四角形ラベルがチャート上に表示されます。
四角形をダブルクリックで選択した状態でボックス内で右クリックすると、プロパティ画面を表示することができます。設定はこのプロパティ画面で行います。
プロパティ画面の「共有」タブで表示するオブジェクトの名前等を選択し、「パラメータ」タブで表示位置など細かい部分を設定することができます。「表示選択」タブでは表示する時間軸を指定することもできます。
「共有」タブでは、次の項目を設定します。
①オブジェクトの名前を設定します。
②四角形の説明を入力します。
③表示したチャートを選択中の枠の色を設定します。
④オブジェクトをチャートの背後に表示する場合はチェックを入れます。
⑤選択できなくする場合はチェックを入れます。
「パラメータ」タブでは、次の設定を行います。
①オブジェクトを表示する位置をX軸(横の位置)、Y軸(縦の位置)で指定します。
②オブジェクトの大きさを幅、高さで指定します。
③位置を指定する際に基準となる位置を指定します。
④背景の色を選択します。
⑤境界線の種類を選択します。
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